一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

年会費5万円は高いか安いか

ちょっと前に、プレジデントオンラインの記事『年会費5万円払っても損しない…プレミアムなクレジットカードを持つ若者がじわじわ増えているワケ』を読んだ。

president.jp

年会費5万円。

数字だけ見るとそれなりの値段だが、最近はこのクラスのカードを若いうちから持つ人が増えているらしい。

 

さすがに年間数十万となると躊躇するが、私自身も、家や車の購入費・維持費に比べれば、明らかに安いと思っている。すなわち、ステータスを示す手段としてはコスパが悪くないように感じる。

各カードのプレミアムカードには、ラウンジやコンシェルジュ、会員限定イベントといった特典がある。基本的に初期費用はゼロで、毎年の年会費だけ払えばいい。

他人に見せる機会は、ほぼ会計時に限られるが、その場では確かな効力を発揮する。

というか、保有していること自体、精神的に優位に立てるので、それだけでも意味があるのかもしれない。

 

 

世の中には、ステータスを示す手段がいろいろある。

時計、車、持ち家、旅行や体験など。

それぞれ初期費用や年間コスト、資産価値、見せやすさが違う。

 

形に残るもの(時計、車、家)もあれば、消費して終わるもの(旅行・体験)もある。

それぞれにメリットとデメリットがある。

 

コスパの観点で見たランキング(私の印象)

1位:高級時計…資産性と見せやすさのバランスが良い
2位:プレミアムカード…コストが安く長く使える
3位:住居…立地次第で資産性があるが流動性は低い
4位:高級車…存在感抜群だがコスト負担が大きい
5位:旅行・体験…資産にならないが幸福度は高い

 

以下は、初期費用と年間コストを並べた比較表である。

 
ステータスアイテム比較表
項目 初期費用 年間コスト目安 資産価値の維持 見せやすさ 主なメリット 主なデメリット
プレミアムクレジットカード なし 5〜10万円 0(資産ではない) 会計・予約時など限定 ラウンジ/コンシェルジュ/優待 資産価値は残らない
高級時計(ロレックス等) 100〜300万円 ほぼ0(OH等で数万円/数年) 高(モデル次第で値上がりも) 日常で常に見せられる 長期資産性/一目で伝わる 初期費用が高い
高級車(ベンツS等) 1,000〜2,000万円 100〜200万円(税・保険・車検・駐車場・燃料等) 低(減価が大きい) 非常に高い 圧倒的存在感/快適性 減価・維持費負担が大きい
旅行・体験(高級ホテル/Fクラス等) 都度払い 年数十万〜数百万円 なし(思い出のみ) SNS・会話で共有しやすい 特別感/非日常の満足度 資産としては残らない
住居(持ち家) 数千万円〜億単位 年数十万〜数百万円(固定資産税・管理/修繕等) 中(立地次第で高も) 来客・住所で示せる 生活基盤/資産形成 流動性・価格下落リスク
 
    ※金額は一般的な目安。個別条件や市況で変動します。  

 

ステータスを手軽に示すならカード、資産性も兼ねるなら時計がいいと思う。

車や住居はライフステージや収入が安定してからでも遅くない。

旅行や体験は形に残らないが、心の満足度を高めるために、たまにはいいと思う。

 

プレミアムカードは贅沢品の中でも効率的なので、そろそろ私も一枚それなりの格のものを保有しようかと、本記事を読んで考えた次第である。

 

おしまい