「職場で勝ちたい」という気持ちが強まってきた昨今、ふと気づいた変化がある。
他人の悪口や愚痴を言うことが極端に減ってきたのだ。
大昔になるが、かつて合コンで知り合って何回か会っていた女に「愚痴を言わないのが魅力」と言われた記憶を思い出した。たしかに、あの頃は女にモテることに必死で、他人のことをグチグチ言っている暇などなかった。当時の前向きな自分を、このまま取り戻したいと思っている。
愚痴は短期的な快楽にはなるが、長期的には思考の毒になる。
「他人のせい」にしている限り、決して前に進めないからだ。
そこで、唐突だが「愚痴ゼロチャレンジ」なるものを始めてみた。
ルールは簡単で、とにかく愚痴や悪口を言わないようにするのだが、まあ私はめちゃくちゃ誘惑に弱い人間なので、普通に言ってしまう。最初からゼロにするのは難しい。なので、日中言ってしまった回数をスマホでカウントしておく。
そして、毎晩日記を書いているので、日記に定量・定性の振り返りを行う。愚痴を発した回数と、どんなことで愚痴ってしまったかを書く。何が悪くて、今後どうすればいいかも可能な限り残しておく。ポイントは、完璧を目指さないことだ。
先日から、「目の前の1秒を大事に」という文字をスマホの待受にしているのだが、さらに「愚痴ゼロ」を加えて、待受画像を再度作ってみた。
おそらく、スマホの待受画面が一日の中で一番目にする画面だと思うので、自分を律する装置としてフル活用しようと思っている。
これを続けていると、誰にも気づかれないが、密かに強くなっていく感覚がある。
このスマホを無くして他人に見られたら最高に恥ずかしいので、無くさないように細心の注意を払わないといけない(笑)
愚痴を断つことは、「自分に集中する」選択をする行為だ。
逆に他人に対して愚痴を言うことは、その嫌いな人間とレベルを合わせることでもある。
そうではなく、黙って静かに自分の格を上げていく。愚痴のない毎日は、確かな自信になるはずである。
おしまい