ここ最近、「危険な暑さ」という言葉がもはや日常語になってきた。
先日、群馬県伊勢崎市では観測史上最高の41.8℃という記録が叩き出された。
熱中症で搬送される人のニュースはもはや恒例になりつつあり、昼間に屋外で活動すること自体がリスクと見なされる時代に突入している。
となれば、私のように「夜に動く」という発想はむしろ合理的なライフスタイルだ。
何回かブログでも書いたが、私は「分割睡眠」が性に合っているタイプだ。
たとえばこんなスケジュール:
・21時に一度仮眠(2時間)
・23時起床、そこから活動タイム
・深夜2時半に再就寝し、7時半に起きる(5時間)
これで計7時間の睡眠。なぜかこのリズムが一番頭も身体も冴える。
ちなみに、分割睡眠だと、6時間でも十分やっていける感じに回復する。
そして、睡眠と睡眠の間にやるのが「外を歩くこと」だ。
当然ながら日焼けしない。
真夏の昼に日光を浴びて歩くのはもはや拷問というか自殺行為だが、夜は紫外線フリーで肌にやさしいし、風も涼しくてちょうどいい。
そして、誰もいないから、好き勝手振る舞える。
昼間は他人の迷惑になるからと避けている歩きスマホも、思う存分できる。
コンビニから少し離れた場所に腰掛け、お気に入りのメルマガを読んだり、ブログのドラフトを書いたりする。
あとは、たまにいる終電を逃した女に声をかける。大抵酔っているので会話はしてくれる。最寄駅なので、母数はほとんどないのだが、いつかは連れ出しに成功したい。
もちろん、コンプライアンス第一での活動を徹底し、クリーンに活動することは言うまでもない。
この時間帯に外を歩くと、なぜか頭の中が整理されてスッキリしてくる。
深夜の散歩は、ただの運動ではなく、脳のメンテナンスでもあるのだ。
こういう夜の自由って、たぶん結婚したらできない。
夜中に起きて、家を出て、ひとりで街を歩く。
汗をかいたらコンビニでお茶を買って、風に当たる。
疲れたら帰って、シャワーを浴びて、また本を読む。
誰にも許可を取らず、説明もせず、ただ自分のリズム生きる。
結婚して家族を持ったら、そういうわがままは通らなくなることが大半だろう。
いや、それが当然だ。家庭を持つというのは、「自分だけの時間」と「家族の時間」をどう両立させるかの連続になる。
だからこそ、今のうちにこの夜の自由を、思いきり味わっておきたい。
結婚しても思い出せるくらいに、たくさんの夜を歩いておきたい。まあ、結婚するのかわからんけどね。
おしまい