
posfieというまとめサイトで、寝る時にタオルケット一枚で快適な温度設定だと、「脳にとっては暑すぎて疲れが取れない」という話を読んだ。
私はこの投稿を見て、「自分の生活習慣こそ正解だった」と強く思った。
大学を卒業して一人暮らしを始めてから、ずっとクーラーを一晩中つけっぱなしで寝てきた。設定温度は24〜25度。裸に布団というシンプルなスタイルだ。
実家では親からは「身体に悪いからやめろ、暑いなら窓を開けろ」と言われ続けたが、正直しんどかった。むしろクーラーを効かせたほうが朝の目覚めは快適で、疲れも取れる。親が懸念していた喉が痛くなるということも私はなかった。
親世代の「クーラー悪説」
親世代の常識では、「クーラーは身体に悪い」とされていた。背景には、昭和から平成初期にかけて広まった冷房病のイメージがある。低すぎる温度設定や直風を浴びることで体調を崩す人が多く、自然の風で寝ることが健康的だと思われていたのだ。
しかし現代では、住宅の断熱性もエアコンの性能も格段に上がっている。適切な温度設定で使えば、むしろ健康を守る存在になっている。
科学的にみた快眠の条件
睡眠時には深部体温を下げることが質の高い眠りに不可欠だ。
暑すぎる環境では体温が下がらず、眠りが浅くなる。脳がオーバーヒート状態になり、翌朝に疲労感が残る。熱中症や脱水のリスクもある。
つまり「クーラーを切って寝る」ことこそが身体に悪い。快眠と安全のためには空調を味方にするべきなのである。
・私の実践スタイル(夏)
私は一晩中クーラー派である。設定温度は24〜25度に固定し、裸で布団をかけて寝る。これが絶妙なバランスを保ってくれる。
クーラーで脳を冷やし、深部体温を下げる
布団で体の冷えすぎを防ぐ
裸だから放熱効率も高い
結果として、朝までぐっすり眠れ、翌日のパフォーマンスが大きく変わる。
・私の実践スタイル(冬)
一方、冬は暖房を消して寝る。厚着をして布団をかけ、体の熱を活かす。
睡眠中は自然に体温が下がるので、暖房をつけっぱなしにすると眠りが浅くなる
厚着+布団で「頭寒足熱」を実現できる
暖房を切ることで乾燥も防げる
夏は外部冷却、冬は内部発熱。この切り替えこそが合理的な快眠習慣だと思う。
まとめ
親世代の「クーラーは身体に悪い」という常識は、いまや確実に時代遅れである。
現代の日本では、熱帯のような夏はクーラーをつけっぱなしにして脳を冷やし、冬は暖房を消して厚着で眠る。これこそが科学的にも体感的にも最適解だ。
つまり、古くからの知恵である頭寒足熱を、現代の生活様式に合わせて再解釈したのが「クーラーONで眠る」という習慣なのだ。
この暑さも、来週くらいまでだそうだ。今年の夏も、本当に暑かったなあ・・
おしまい