一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

転職3年目の行動指針

f:id:alonewolf_memorandum:20251005171204p:image

転職して3年目。

仕事にも慣れ、社内の人間関係も安定してきた。

この時期になると、当然だが「もう新人ではない」という自覚と同時に、「ここからどう行動するか」の戦略を立てないといけない。

 

そこで、向こう1年の自分の中での基準を作った。

それが、「この瞬間が全て」「これは出世に関係あるか」「今期が最後」という3つの行動指針である。

 

①この瞬間が全て──瞬間集中で印象を決める

以前、ブログでも紹介したが、茂木健一郎が提唱する「瞬間集中」という概念がある。

膨大な仕事を一瞬でさばく 瞬間集中脳

「瞬間集中」とは、〈1秒単位でやるべきことに集中する〉というもの。 つまり、時間を1秒もムダにしない集中法である。これは仕事にもそのまま通じる。

会議、報告、雑談、メール、どんな場面でも、常に「今」にフォーカスするのだ。年次評価は年に一度だが、「この会話、このメール、この発言が勝負」と思うようにする。それだけで、日々の小さな仕事に緊張感が生まれる。

 

②これは自分の出世に関係あるか──ノイズを切る

3年目になると、仕事の幅も広がり、無駄に知識が増える分、雑務も増えがちだ。

周囲からの相談、上司から依頼されるデータ分析、情報共有のための会議など、気を抜くと一日が何も生まない「作業」で埋まってしまう。

 

そこで自分に問うようにしている。

「これは、自分の出世に関係あるか?」

この問いは、時間の使い方を劇的に変える。

出世と聞くといやらしく聞こえるかもしれないが、要は自分のキャリア向上に直結するものを選別するということ。

数字に貢献する仕事か、信頼を得られる行動か、スキルを磨ける場か。

どれにも当てはまらないなら、思い切ってやらない。

その分、集中すべき場所にリソースを投じる。

 

逆に、小さなことでも自らのバリューに繋がるものなら丁寧にやる。

無意味な雑務を切り、意味ある努力を残す。

この選別こそ、3年目以降の成長速度を決めると考えている。

 

③今期が最後──1年契約メンタルで全力を尽くす

「今年が終わって評価に納得できなければ辞めてもいい」

そう割り切って考えると、不思議なほど愚痴が減る。仕事ができない同僚が昇進しているのを見ても、さほど気にならなくなる。

スポーツ選手が1年契約で戦うように、ビジネスパーソンも短期決戦のつもりで働くと、すべてがシンプルになる。

 

1年で結果を出して、気に入らなければ移籍すればいい。

転職が一般化した今、この考え方は非常に現実的だ。

永続的に今の会社に残り続けることを前提にすると、人は守りに入る。

だが「今期が最後」と思えば、余計なプライドも恐れも消える。

成果を出すために全力で走り、後悔なく出し切って次に進めばいい。

 

今を全力で生きたい

3年目は、今の会社に残り続けるかの分岐点だと思っている。

瞬間集中で仕事に向き合い、出世軸で判断し、短期決戦の覚悟で走り抜ける。

この3つを軸に動くだけで、惰性は消え、主体的・積極的になれると信じている。

 

おしまい