一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

コンサル転職を狙うなら、特化系×新興系が現実的

f:id:alonewolf_memorandum:20251005092417p:image

転職サイトやSNSを見ていると、「コンサルに行きたい」という声をよく見かける。

戦略的にキャリアを設計したい、という意識の高まりもあるし、純粋に考える仕事への憧れやビジネスマンとしての総合力を高めたいというニーズもあるのだと思う。私自身、一度は経験働いてみたい業界である。

ただ、検討してみると、現実的、想像以上にハードルの高さに気づく。実際問題、アラフォーからいきなり戦略系や総合系を目指すのは、やはり難しい。

 

ケース面接、学歴、英語、実績。

求められる条件のどれもが高く、未経験者が飛び込むには準備コストが大きすぎる。

そして、たとえ入れたとしても、そこで成果を出せる人は一握りだろう。ちょっと論理的に考えられるだけでは通用しない。

そう考えると、まず入口を変えるのが現実的だと思った。

 

新興系コンサルが注目される理由

ここ数年、コンサル業界は急速に広がっている。特に、大手の下請けではなく、独自の専門性で勝負する特化型ファームが増えている。

たとえばDX、サステナビリティ、製造業改革、地方創生など。

特定の領域に深く入り込む分、現場感覚を持った人材が求められている。

実は、私の前職時代に一緒に情報交換をしていた同業の先輩も、最近新興系コンサルに転職を決めた。

その先輩は「待遇も悪くないし、むしろ実務に近い位置で専門性を磨ける」と話していた。

聞くと、新興ファームは、人材獲得競争の真っ只中にある。大手と水準を合わせる形で給与を引き上げ、未経験者にも門戸を開いている。

要するに、「案件はあるが人が足りない」状態だ。だからこそ、経験よりもポテンシャルで採用される余地がある。

 

特化型×新興系が“現実的”な理由

未経験者にとって、特化型×新興系は現実的な入口になりやすい。理由はいくつかある。

まず、実務に近い位置で働けること。クライアントと同じ目線で課題を整理し、業務改善やシステム導入など、具体的な成果を出す役割が多い。そして、その経験は数年後、より上流の戦略領域にも転用できる。

もうひとつは、(本人の努力次第だが)育つ環境が整っていること。大手よりもフラットで、OJTやレビューの距離が近い。学びながら実績を作ることができる環境が多いのも特徴だと思う。

コンサル未経験者に必要なのは、いきなり戦略を語る力ではなく、これまでの経験や知識をベースに現場で価値を出しながら、思考を鍛える場だと思う。特化型×新興系は、それを実現できるフィールドなのではないだろうか。

 

向いている人、そうでない人

このタイプのコンサルに向いているのは、いわゆるロジカルシンキングよりも、調整力や整理力を実務に落とせる人だと思う。

社内外の関係者と話しながら課題を見つけ、資料や数字で整理していくタイプ。華やかなプレゼンよりも、地道なPDCAや報告書の精度で信頼を勝ち取る人。そういう人ほど、実行フェーズのコンサルでは強い。

もちろん、コンサル的な思考法――課題を構造化し、仮説を立てて検証していく力――はどんな環境でも求められる。

ただし新興系や特化型ファームでは、それを現場レベルで実装できるかどうかが問われるのではないだろうか。論理的に考えるだけでなく、クライアントと合意をとり、仕様やスケジュールに落とすまでが仕事になる。

逆に、抽象的な議論や構想フェーズだけに興味がある人は合わない。現場に入り込み、泥臭く課題を動かすことを厭わない姿勢が、特に重要になると考える。

 

キャリア戦略としての“ずらし方”

コンサル転職は、「どこに入るか」より「どうステップを踏むか」が重要だと思う。まずは自分の経験分野・得意分野に近い特化型ファームで足場を作り、2〜3年後に戦略や上流フェーズに移る、という流れが現実的だと思う。

この戦略は、キャリア全体で見れば正攻法に近い。入口を下げることではなく、ルートを変えること。結果的に、早く成果を出し、早く考える立場に行ける。

 

終わりに

「コンサル」という言葉には、どこか特別な響きがある。

けれど、その実態は想像よりも地味で、現実的な職業だと思う。

未経験からコンサルを目指すなら、特化型×新興系という現実的な入口を、まず検討してみてもいいと思った。

 

おしまい