
今日、昼休みに会社の周りを散歩していたら、突然、外国人の男性に声をかけられた。
キャリーケースを引いて、よくわからない地名を言っている。強制的に英語を話す場面とは、こういう形で突然やってくるのだ。
最も現実的な英会話シーンは「道案内」じゃないか
思うに、日常で外国人と英語で話す機会はそう多くない。
旅行でも仕事でもない状況で、ふいに会話が発生するのは、実際に「道案内」くらいだと思う。
オフィス街や駅前を歩いていると、地図アプリを片手に困っている外国人をよく見かける。自分が彼らの立場なら、勇気を出して話しかけるはずだ。
つまり、この英語を求められる可能性の高い会話に絞って練習対象にしておくことは、意外と合理的なのかもしれない。
使えたフレーズ
そのとき実際に出てきたのは、
「Do you have a map?」
「It’s that way.」
「It’s on your right.」
「I’m not sure.」
といった、シンプルな表現ばかりだった。ぶっちゃけ、これまでの私はこういった表現すらすぐに出てきたかは怪しいところである。
割とサクサクと会話のラリーが進み、「Thank you!」と笑顔で去っていった。
たった数秒のやりとりなのに、普段の仕事では得られない達成感があった。
私は以前からスティーブ・ソレイシィの英会話本を少しずつ読み、スピークというAI英会話アプリで毎晩短いスピーキング練習をしていた。
それらが無意識のうちに反射的な言葉として出てきたのだと思う。
「使える英語」とは、まさにこういうことである。
逆に、何も言えなかったらどう感じるか
もし何も言えなかったら、きっと惨めな気持ちになっていたと思う。
相手が困っているのに、ただ苦笑いしながら黙って首を振るだけ。
その光景を想像すると、けっこう辛い。
だからこそ、まずは道案内だけでもスムーズに話せるようにという目標設定は、現実的で、しかもモチベーションを保ちやすいと思ったのである。
小さな成功が「次の一歩」を生む
英語は一夜で話せるようにはならない。
けれど、ひとつのシーンに絞って練習しておくと、割とペラペラ話せるようになるのも早いはずだ。
自分の場合、「道案内が通じた」という小さな成功が、思った以上に大きな励みになった。
こうした体験が一度でもあると、「もっと話せるようになりたい」という気持ちが自然と湧いてくるものである。
学習ツールの組み合わせ
最近は、安価な英語学習の環境も整っている。別に英会話教室になど行く必要はない。
自分が試して効果を感じたのは、次の三つだ。
スティーブ・ソレイシィの本:会話の「型」を覚える。短く、使える文を繰り返し練習できる。
スピーク(アプリ):実際に声を出して練習できる。短時間でも「話す」感覚がつかめる。
日経Lissn / Newsweek / TIME:英文・単語に慣れる。
この三本柱を日常のすきま時間に少しずつ回していけば、無理なく英語の力がついていくはずだ。
英語は、あくまでツールだ。完璧を目指す必要はない。
大切なのは、伝わったという経験をたくさん持つことだと思う。
次に誰かに道を聞かれたら、今度はさらに余裕を持って答えたいものである。
おしまい
