
以前、数学の学び直しを老後の目標にしていると、このブログにも書いた。
でも最近、それだけでは足りない気がしてきた。
頭だけでなく、足でも人生を再確認したいのである。
日本を歩いて縦断したい
具体的には、佐多岬から稚内まで、歩いて日本を縦断するプランだ。
1日20キロ、半年かけて、青函トンネルだけはフェリーで渡る。
これなら、70歳になっても現実的ではないだろうか。
無理をせず、風や匂いや音を感じながら進む。
約200日かけて、春に出発して秋にゴールするのが理想だ。
宿は1泊5,000円の安宿を想定している。食事も質素でいい。旅費はだいたい200万円くらいになる計算。
いろいろ制約はあるだろうが、雇用保険の給付でももらいながら、“リタイア後のリハビリ期間”みたいにやれたら最高だと思う。
歩く順番は南から北へ。
春に鹿児島を出て、秋に宗谷岬で終える。
季節が自然に進むし、日中に当たる日差しの方向も都合がいい。
熊本、広島、大阪、東京、仙台、青森――
宿と食料が豊富な国道1号と4号をつなげば、迷わず歩ける。
ちなみに、日本海側ルートや中央山脈経由の高難易度のルートも想定できる。この辺りもその時になったら考えてみよう。
想定スケジュール
| 時期 | 位置 | 見どころ |
|---|---|---|
| 3〜4月 | 九州 | 桜前線とともに北上開始、温泉も多い |
| 5〜6月 | 中国〜近畿 | 新緑の街道歩き、梅雨前のベストシーズン |
| 7〜8月 | 中部〜東北 | 山の風景と祭り(ねぶた・七夕) |
| 9〜10月 | 北海道 | 涼しく快適、紅葉と海風のエンディング |
旅の妄想
無理をしない旅のコツ
-
1日20km+週1休みを守る
→ 体への負担が最小限で、翌日も足が軽い。 -
午前中心に歩く
→ 早朝出発〜昼過ぎゴールがベスト。午後は宿で洗濯・記録。 -
装備を“軽さ優先”で整える
→ 25年後にはウェアも靴も今よりさらに軽量化されているはず。 -
“旅ノート”やSNSで記録を残す
→ その日の出会いや食事を書き留めると、旅の意味が深まる。
本当は世界を歩きたかった
実はこの発想の原点は、南アフリカのケープタウンからロシアのナウカン(またはウエレン)まで、地続きで世界を縦断するという夢だった。
アフリカから中東、中央アジア、シベリアを抜けて北極圏へ。想像するだけでロマンがある。
けれど、現実には治安の壁が高すぎる。
スーダンやシリアを安全に越えるのは、今の世界情勢ではほぼ不可能だ。
だからこそ、私は思った。
「せめて日本を、地続きで歩こう」と。
おわりに
老後を”余生”と呼ぶのは少し違う気がする。
むしろ、これは人生の終盤の”再生”に近い旅になると考えている。
飛行機で移動すれば3時間で終わる距離を、半年かけてすべて自分の足で踏みしめる。お金で換算できない価値がある。
こんなことを40歳の今考えていると、年を取ることが少し楽しみになってくるものだ。
おしまい