7時間、きっちり寝ている。それなのに、どうにも眠い。昼過ぎには眠くなりはじめ、夕方には完全に頭がボケっとしている。そんな感覚が続いている。
世間的に「7時間睡眠」はかなり優等生だ。睡眠本にも、医者のコメントにも、だいたいそのあたりが推奨値として書いてある。けれど、自分の身体はどうも納得していないらしい。
考えてみれば、以前やっていた「分割睡眠」のときのほうが、よっぽど頭が冴えていた。だから、分割睡眠に戻すかもしれない。帰宅後に一度しっかり寝て、深夜に起きる。そしてまた、朝までぐっすり眠る。一般的な基準で健康的かどうかはいったん横に置き、自分が実際にどう感じるかどうかを基準にする。
それに合わせて、深夜ナンパも復活させるつもりだ。もっとも、以前のようにわざわざ新橋・銀座など遠くまで行くことはしない。既に定期券は通常の範囲に戻した。行けるのはせいぜい隣町までのつもりだが、この制約が、むしろちょうどいい。
遠征しないから、気負わないのだ。「今日は軽く外に出るか」くらいの温度感で済む。全力で何かを取りに行くというより、カロリー消費のための夜の散歩に少しだけ刺激を足すくらいの位置づけだ。
こうして振り返ると、これは後退でも投げやりでもない。前向きな生活の改善である。
7時間まとめて寝ることよりも、頭が冴えている時間を意識的に創出すること。遠くへ行くことよりも、行動コストを限定して続けることを優先すること。世間の「正解」より、自分の実感を優先すること。それだけの話だ。
眠いのに無理をして横になり続けるより、起きている時間を、ちゃんと起きる。それが、精神的にも健全な気がする。
おしまい