一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

接続を断てる幸せ

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ランチの誘いを断って、夜の飲み会に向かう同僚の背中を見送り、週末もゴルフには行かずに家で新聞や本を読む。

傍目には「付き合いの悪い人」に見えるかもしれないが、このライフスタイルは実はかなり合理的で、今の時代に合った生き方だと思っている。

 

昔の会社では「同じ釜の飯を食う」ことが美徳で、会社への忠誠心を示すものだった。でも今はその価値観も大きく変わってきている。

業務時間外の付き合いには、JTC時代に何度も参加したが、だいたいが「情報共有」という名目の愚痴と悪口の大会になってしまう。同僚との食事は、結局のところ誰かの悪口や会社への不満を言い合う場になりがちだ。

そういう集まりに参加を強制されない職場環境というのは、実はとても恵まれているのかもしれない。

 

一番大きいのは「自分の時間を取り戻せる」ことだと思う。昼休みの1時間は、ただ食事をするだけの時間じゃない。頭をリフレッシュできる貴重な時間だ。仕事が終わってからの数時間も、自分のために使える限られた時間だ。

土日は、疲れを癒すだけじゃなくて、同僚たちに負けないように自分を高める時間でもある。こういう時間を自分でコントロールできていると感じられることが、自信につながっていく。

 

もちろん、このスタイルを貫くには一つ条件がある。

それは、オフィスでは誰よりもプロフェッショナルに振る舞うことだ。勤務時間中は完璧に仕事をこなし、丁寧にコミュニケーションをとる。そうすることで、「プライベートは謎だが、仕事は確か」という、ある種の緊張感を伴った信頼が生まれる。

群れることで安心する一般的なサラリーマンと比べて、この孤立は決して寂しいものじゃない。むしろ、余計なストレスから解放されて、誰かの悪口を言うこともなく、自分の人生を自分でコントロールしているという点で、幸福度はずっと高いと言える。
「付き合いが悪い」という評価は、言い換えれば「自分を大切にしている」ということだ。周囲との繋がりを断つ勇気を持てた人だけが、本当の意味で自由な時間を手に入れられるのだと思う。

 

おしまい