小学生の頃から大学時代まで、私はかなりの時間をゲームに費やしてきた。RPGなどにハマり「時間を溶かす」という表現がぴったりの日々も過ごしてきた。
しかし、社会人になってからは、自然とゲームから離れていった。新人時代は仕事がクソ忙しかったし、35歳くらいまでは女性の尻を追いかけることに時間を使っていたが、それも落ち着きつつある。そうして、40代の私の手元には、時間と金銭的余裕が戻ってきている。
こうして久しぶりに、ゲームが私の生活に戻ってきた。最近はスマホゲームやNintendo Switchを、通勤時間や就寝前の隙間時間に楽しんでいる。特に気に入っているのは、一日中働いて疲れた頭をあまり使わずに、淡々と進められるタイプのゲームである。
でも、すべての時間を自己啓発に充てたい
ただし、純粋にゲームだけをする、というスタイルは採用していない。必ずオーディオブックを同時に聴くようにしている。
その理由は、「仕事の時間と寝ている時間以外はすべて自己啓発の時間にしたい」という思いからである。40代に入り、人生の残り時間をより強く意識するようになった。残された時間で自分をどこまで高められるか。この問いが、日々の行動選択の基準になっている。
ゲームは確かに楽しい。疲れた頭を休めるのにも最適である。しかし、ただゲームをするだけでは、自己成長という観点からは何も残らない。そこでオーディオブックの併用という方法に辿り着いた。
現在、1日あたり15分から30分程度、この方法を実践している。短い時間かもしれないが、週に換算すれば約2時間、月に換算すれば8時間以上になる。この積み重ねが、長期的には大きな差を生むと考えている。
一度読んだ本を選ぶ理由
オーディオブックで聴くのは、基本的には一度読んだことのある本に限定している。たとえば『思考は現実化する』や『7つの習慣』といった、古典的な自己啓発書である。
初見の本では、ゲームに気を取られて内容が頭に入らない。しかし既読の本であれば、聞き流すだけで記憶が蘇ってくる。重要な部分は自然と耳に残り、以前読んだときの理解がより深まる感覚がある。
これは復習としても効率的である。読書で一度インプットした内容を、ゲームという軽い作業をしながら反復できる。脳科学的にも、異なる文脈で同じ情報に触れることは記憶の定着に有効だとされている。
娯楽さえも学びの時間に変える
この習慣の本質は、娯楽の時間さえも自己成長の機会に変えるという発想である。ゲームを諦めるのではなく、ゲームを楽しみながらも学ぶ。完全に効率的とは言えないかもしれないが、ゼロよりは遥かに良い。
40代という年齢は、人生の折り返し地点である。残された時間で何を成し遂げられるか。その答えは、日々の小さな選択の積み重ねによって決まる。仕事と睡眠以外のすべての時間を成長に充てる。この姿勢を貫くことで、5年後、10年後の自分が大きく変わると信じている。
ゲームとオーディオブックの併用は、その一つの実践例である。完璧な方法ではないかもしれないが、私にとっては現実的で持続可能な、時間投資の形なのである。
おしまい
