通勤電車の中で、いつものようにレバレッジメモを見返していた。レバレッジメモとは、読書で得た知見のうち、特に印象深かったものを書き留めたノートである。
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ページをめくっていると、成毛眞氏の『大人はもっと遊びなさい』からの引用が目に飛び込んできた。
遊びが楽しくて楽しくて、休止期間を挟まずにずっと続けたいと思うなら、焦ってスキルを身につけ過ぎないに限る。スキルが身につき過ぎてしまうと、その先の楽しみががくんと減ってしまう。
趣味は上達・成長・蓄積を楽しむものであるから、あまり急速に上手くなる必要はない。それに、上手くならねばならないと思ってしまうと、とたんにつまらない苦行と化すので、そういった考えも捨てたほうがいい。趣味は究めてはならないのである。
これら指摘は至極真っ当だと思う。趣味の世界では、経験が長いというだけでマウントを取ってくる人間が少なからず存在する。だが、そういった人間は無視するに限る。他人との比較など意味がない。黙々と、少しずつ上達していく過程そのものを楽しめばいいのである。
どんな趣味を持つべきか
では、どのような趣味が望ましいのか。私が考えるに、他人との比較や競争から距離を置ける趣味がいい。
ジョギングや筋トレは、その典型である。自分の身体と向き合い、昨日の自分より少しだけ前に進む。記録は自分自身との対話であり、他人を意識する必要がない。
ゲームもまた、選び方次第で良い趣味になる。ただし、オンラインではなくオフラインでプレイすることを推奨したい。オンラインゲームは、どうしても他のプレイヤーとの競争や比較が入り込んでくる。ランキングや対戦成績が気になり始めると、純粋な楽しみは失われていく。
長く続けるために
趣味を長く続けるコツは、目標を高く設定し過ぎないことである。「プロ級になりたい」「大会で優勝したい」といった野心的な目標は、時に趣味を仕事以上のプレッシャーに変えてしまう。
そうではなく、「今日も少し続けられた」「先週より少しだけできるようになった」といった小さな喜びを大切にする。その積み重ねこそが、趣味を生涯にわたって楽しむ秘訣なのである。
通勤中に見返したメモ一つから、趣味との向き合い方について、こんなことを考えた。焦らず、究めず、ただ楽しむ。そんな趣味を一つでも持っていたいものである。
おしまい
