一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

書評『チーズはどこに消えた?』スペンサー・ジョンソン

昨日に引き続き、あまり内容を覚えていない自己啓発書読み返しシリーズ第2弾。

 

チーズはどこに消えた?

★★★☆☆

 

本書は、2000年発行で、日本だけで400万部超えのベストセラー&ロングセラー。

昨日の『仕事は楽しいかね?』に続き、本書も「挑戦」や「変化」をテーマにしている。

大きく2部構成となっており、高校時代のクラス会の中で「物語」が語られ、後半の3分の1程度でその物語についてクラスメイト達によって「ディスカッション」が繰り広げられるといった形式。

物語部分は寓話であり抽象的なので、後半のディスカッション部分を解説的に使いたかったのだろうが、正直ディスカッション部分はまとまりが悪く、読み飛ばしてもかまわない。

 

物語部分の登場人物は、ネズミの「スニッフ」(ニオイを嗅ぐの意)「スカリー」(素早く動くの意)と小人の「ヘム」(閉じこもるの意)「ホー」(笑うの意)の4者が迷路の中でチーズを探す話になっている。

「チーズ」は、われわれが人生で求めるもの(=仕事・家族・恋人・お金・家・自由・健康・他者承認など)の象徴で、「迷路」は、チーズを追いもとめる舞台(=会社・地域社会・家庭など)を表している。

 

スニッフ・スカリー・ヘム・ホーはいつも迷路にチーズを探しに行っていたが、ある日チーズステーションCという場所で大量のチーズを見つけた。

みんな大量のチーズを毎日食べ、満足いく日々を過ごしていたが、ある時チーズが無くなってしまった。

チーズが無くなった後、新たなチーズを求めて4者4様の対応を行う・・というストーリー(ちなみに、4者の性格はそのネーミングとある程度連動している)。

チーズと迷路を巡って、変化が起きたときにどのように対応すべきかを説く寓話ですね。

 

個人的には、小人の1人ホーが意を決し、安住の地(チーズステーションC)を捨て、新たなチーズを求めて迷路に飛び出すシーンがお気に入りだ。

サラリーマンとして現状ある程度安定して給料もらっているが漠然とした不安を覚えている人に、自分と重ね合わせて読んでもらいたい。

きっと新しいことに挑戦する後押しをしてくれるだろう。

 

ホーのつぶやきを抜粋。

いまは望ましい状況ではないが、チーズがないままでいるよりずっといいのだ。なすがままになっているのではなく、自分で何とかしようとしているのだから。

人が恐れている事態は、実際は想像するほど悪くはないのだ。自分の心の中につくりあげている恐怖のほうが、現実よりずっとひどいのだ。

 

この本も新社会人が新人研修でけっこう読まされたりするらしいので、就活を終えた大学生とかは社会に出る前に読んでみてもいいかもしれない(笑)。1時間もあれば読めます。

 

おしまい