一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

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このブログでは孤独な30代の僕が、異性に困らず、ストレスフリーな人生を生きるヒントを少しでも与えられればと思い開設しました。

一緒に楽しい人生を送っていきましょう!

 

暇つぶしに読んでみてください。

 

このブログの世界観のまとめ記事です。

alonewolf-memorandum.hatenablog.com

  

僕の自己紹介です。

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当ブログ、最初の記事です。

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フランクリンの十三徳がやっぱりいいので詳しく書いてみる

昨日少し言及したベンジャミン・フランクリンの十三徳を改めて眺めてみると、やっぱりいい内容だったので、一匹狼流で今風に訳してみる。

これは、フランクリン自らが道徳的・模範的な人間となるために必要と考えた13個の徳について、具体的に記述したものだ。D・カーネギーなんかと並び、「自己啓発の原点」などと言われたりもする。

 

1.節制
腹いっぱいになるまで食べないこと。酔っぱらうまで酒を飲まないこと。

2.沈黙
自分・他人に利益にならないことは話さないこと。くだらない話をしないこと。

3.規律
物の置き場所を決めておくこと。仕事は制限時間を決めて行うこと。

4.決断
やるべきことはやると決心すること。決心したら、必ずやり遂げること。

5.節約
自分・他人の役に立たないことにお金を使わないこと。浪費しないこと。

6.勤勉
時間を無駄にしないこと。常に有益なことに時間を使うこと。意味のない行動は一切しないこと。

7.誠実
噓をついて他人に害を与えないこと。心は公正に保つこと。口に出す時もまた同じである。

8.正義
相手の利益を損なったり、相手に与えるべきものを与えなかったりして、他人に損害を与えないようにすること。

9.中庸
極端を避けバランスよくあること。たとえ相手に不正なことをされ、怒るに値すると思っても、激怒しないこと。

10.清潔
身体・衣服・住居をきれいに保つこと。

11.冷静
ささいなこと、ありがちなこと、避けられないことによって冷静さを失わないこと。

12.純潔
セック○は、健康のためか子作りのためのみにし、性欲に溺れて頭を鈍らたり、健康を損なったり、自分や他人の生活の平穏や信用に悪影響を与えないようにすること。

13.謙譲
(イエスソクラテスのように)謙虚であること。

 

フランクリンは1週間にひとつを実践し、年4周したそうだが、どれも大事なので常に心掛けて生活してきたい内容である。

個人的には、特に節制・沈黙・勤勉・誠実を意識したい。

一緒に実践していきましょう!

フランクリン自伝 (岩波文庫)

 

おしまい

 

 

「尊敬する人物は誰か」という怖い思想調査

私のようなアラフォー世代だと、就職活動をしたのはもう約20年前ということになる(早いなあ)。

当時、就活本などに掲載されていた「面接でよく聞かれることリスト」には、「尊敬する人物」「愛読書」が普通に入っていた記憶がある。そして、実際に何度か聞かれた記憶もある。

 

そして、長い時が経って、いま新しい会社の役員や上司から再び「尊敬する人物」「愛読書」についてやけに聞かれる。

新卒の就活をしていた当時は何の気なしに回答していたこの質問、この歳になると怖い質問だな、と改めて思う。

ブログを自分で書いていると特によくわかるのだが、これらの質問に対する回答から、かなり思想・信条を類推することができるのだ。

政治家・宗教家を上げることはもちろん、そうでなくとも著名人や歴史上の人物がどのような思想をもっているかはちょっとインターネットを調べたらすぐにわかる。ラ○ール石井とかがわかりやすい例だろうか(彼を尊敬する人物として挙げる人はいないだろうが)。

 

実際、最近は尊敬する人物に関する質問は、採用面接ではタブーとされているようだ。

厚生労働省も、「尊敬する人物に関することは本来自由であるべき思想・信条に関わる事項で、本人の適性や能力とは関係がないもの」と定めている。

私は、現存の人物だとホリエモン村上春樹あたりが好きなのだが、一般的に好き嫌いが分かれる人たちだし、男として尊敬する一人に昭和天皇がいるのだが、そんな発言をしたら危ないと思う人がいるのも事実だ。

 

そう考えると、偉大な功績を残した有名人とか、誰もが好感の持てる人物を回答しておくのが無難だろう。

咄嗟に思いついたのが、ベンジャミンフランクリンだ。アメリカ建国の父と言われている彼だが、彼が生活する際の指針として「フランクリンの十三徳」というものがあり、「勤勉」・「誠実」などこれがなかなか道徳的で誰もがうなずくような内容だ(実際にけっこう好き)。

詳しい内容はこちらのサイトがわかりやすい。

ベンジャミン・フランクリンの13の徳目 | 村山公認会計士事務所

 

自伝も出ているので、愛読書も自伝を言っておいたらいいだろう。

すらすら読める新訳 フランクリン自伝

ということで、上司や同僚と飲みに行ったときに何気なく聞かれるこの質問に対しては、自分なりの回答を準備しておくといいと思う。

 

おしまい

 

 

新NISAでFIREできるか計算してみる

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今日は備忘的な記事を。

タイトルの通りだが、来年に制度が新しくなる新NISAをフル活用すればFIREできるのかを考えてみる。

 

新NISAの非課税限度枠は最大で1800万円になる。年間投資上限額は、「成長投資枠」の240万円と「つみたて投資枠」の120万円を足して合計360万円だ。

そして、非課税期間も有期(一般NISA5年・つみたてNISA20年)から無期限になった。

 

通常、金融商品から得られた利益には20.315%の税率で税金がかかるが、NISAを使えばそれが非課税になるので、1800万円を何%で運用できれば生活できるかを単純計算すればいい。

 

ちなみに、一般的にFIREを達成するために必要な資産を考える時の目安として「4%ルール」という考え方があるらしい。

年間の生活費の25年分の資産を貯めて、その資産を年4%で運用していけば、FIRE達成後の生活を4%の収入で回すことで、資産を減らすことなく生活できるというものだ。

この4%ルールは、アメリカの一般的な株価の成長率(7%)から物価上昇率(3%)を差し引いて計算されたものらしいので、あくまで目安だ。

 

上記をもとに計算すると、1800万円に4%をかけると税金を考慮せずに生活できる金額になる。計算機を叩けばわかるが、たった72万円である。

年間支出が72万円以内の人なら、新NISAでFIREを達成できる可能性があるということだ。月6万で生活しないといけない。

 

家族がいたら間違いなく無理だろうし、独身でも家が賃貸ならまず無理だ。

朝は豆乳、昼は11時までにすき家に駆け込みまぜのっけ朝食、夜は納豆ご飯にインスタント味噌汁&パックのレタスサラダくらいなら食費的にもなんとかなるかもしれないが、一生女遊びなんかはできないだろう。

 

逆に毎年非課税で72万円入ってくるような環境にできれば、お小遣いとしては破格だ。

適当な仕事をして500万円くらい稼いで、株や投信などの資産が自分のために働いて6万円毎月もたらしてくれるというのであれば、それはサラリーマンとしては非常に理想的な環境だと思う。

あくまで、新制度に移行しても、NISAはお小遣い稼ぎの手段にしか使えなそうである。

 

おしまい

 

 

転職先の飲み会に参加

10月から新たな職場に入社となるが、先週末は、転職先の飲み会に呼んでもらった。

入ってから歓迎会してくれよとも思ったのだが、少しでも早くメンバーに慣れてほしいとの上司の計らいだったので、ありがたく参加することにした。

 

もはや私に悪いところを隠す必要もないので、いろいろと本音で職場の良いところ・悪いところを教えてもらった。

良いところは、ここ数年で事業を拡大している業界・会社なので、半分以上が転職者ということもあり、転職者にも大いにチャンスが広がっているところ。数年後に次の会社にステップアップしていくメンバーも多いようだ。

悪いところは、あまり助け合う風土がないところ。特に、新人への育成環境は良いものとは言えないらしい。自分で聞ける環境や人脈を作りに行く必要があり、仕事も自ら取りに行かないと声をかけてもらえなくなる厳しい環境とのことだ(この辺は「君なら大丈夫」と新しいボスは言ってくれたが)。

 

基本的に直行・直帰のルート営業をしていた前職とは違い、出社が原則で外出は用件を細かく上司に伝えてOKをもらわないといけないという若干キー○ンスっぽい社風もあるらしく、緊張感のある職場のようだ。

数ヶ月前まで出張で訪問していた田舎の風景が目に浮かぶ。なんてラクな環境でこれまで過ごしてきたのだろうと。

入社してから、「こんなことなら転職しない方がよかった」と思わないためにも、まずは1年必死で食らいついていくしかない。

まあ、考えてみたらここ5年くらい単純作業の繰り返しだったので、久々に仕事というものをやる環境になるということだ。

村上春樹の大ヒット小説『ノルウェイの森』に出てくる永沢さんという男が、

「あれは努力じゃなくてただの労働だ」「俺の言う努力というのはそういうのじゃない。努力というのはもっと主体的に目的的になされるもののことだ」

と言っていた。これまで私は労働しかしてこなかったので、しっかり努力をしようと思う。

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

 

おしまい

 

 

私も明日からコンサルタント

昨日に引き続き、コンサルティングファームコンサルタントとは何かを学ぶために以下の本を流し読みしている。

新版コンサル業界大研究 (業界大研究シリーズ)

本書は昨日紹介した『コンサルティング業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書』に比べ、コンサルティングファームの仕事内容やコンサルタントの働き方などについて言及されているページは少ない代わりに、具体的な企業紹介が非常に充実している(ボリュームにして半分以上)。

 

興味深かったのが、本書の冒頭の「コンサルティングとは何か」という項を読むと、コンサルティングには大きく2種類あり、

①「相談」「解決策の提示」そのものが商品であるケース
②相談の結果、他の製品やサービスの販売で利益を上げているケース

があると言っている。

 

この論争に本書では結論は出さないと言いつつ、いや、それって普通に事業会社の法人営業やないかと思った次第。

ということで、明日から私も「営業マン」と並行して「コンサルタント」を名乗ってやろうと。「仕事はコンサルです」的なね。

まあ、放っておいてモノやサービスが売れる時代でもないので、何かしらのクライアントの問題解決はやっているわけなので、そういった意味ではコンサルタントに違いないのよね。実際に「すべての仕事はコンサルティング」とチラッと本書でも言い放っており、なかなか笑える。

 

厳密にはコンサルティングファームに所属している社員をコンサルタントと世間的には言っているのだろうが、名乗るための資格があるわけでもないので、問題はなかろう。

マッチングアプリでは、相手の属性に応じて、年収1500万円のマスコミ・広告・商社マンを演じてきたが、これに加えてコンサル勤務も加えたいと思う。

相手の職業から遠い業界をチョイスしていることもあり、今まで嘘がバレたことはない(笑)。早くアプリで遊べるくらい仕事が落ち着く日が来てほしいものである。

 

おしまい

 

 

コンサル業界への恨みと憧れと

転職活動を通じて、唯一「絶対落ちたな」と面接後に確信したのが、某外資コンサルティングファームの採用面接だった。

そんな経験もあり、コンサル業界には恨みもあるのだが、地頭・人間力で勝負できるという点では魅力を感じる面もある。

ただ、正直業界の全体像がよくわからなかったので、以下の本を読んでいる。

図解即戦力 コンサルティング業界のしくみとビジネスがこれ1冊でしっかりわかる教科書

この図解即戦力シリーズはけっこう好きで何冊か読んでいるのだが、特にこのコンサルティング業界はわかりやすい。

コンサルの領域(戦略・ビジネス・ITなど)・コンサルタントの仕事・求められる能力などについて、かなり詳しく記述されている。

 

やはり、かなり仕事はエグそうだ。

地頭も体力も忍耐力もすべて必要という感じで、トップの多くが40代というのも頷ける。

「新卒社員の初めてのアサイン体験談」「若手コンサルの1日の時間の使い方を解説」など生々しいコラムも書かれていて、大変読み物として面白かった。

この手の本では珍しくKindle版が固定レイアウトではなく、スマホでも読みやすいのも◎

 

読み終わって、あーコンサル業界に転職しなくてよかった(どうせできなかったけど)と思いつつ、ただの法人営業の担当者としてでなく、コンサル思考も持った営業になれればかなり差別化できるかなと思った。

私の転職先でも広告代理店や金融機関との連携なんかも最近進めているらしく、なんちゃってコンサルタント的な仕事はできそうだ。

まあ、外資系企業で英語を話せるより、バリバリの日本企業でちょっと英語話せますという方が重宝されるというのと同じで、コンサルティングファームの中で頭脳戦を繰り広げるよりも、営業会社でコンサル思考が少しできる方がポジション取りとしては賢いと思うのだ。

 

おしまい

 

 

会社という狭い世界の呪縛

私の前職のような年功序列のJTCに入社すると、苛烈な出世競争に巻き込まれる。

ヨーイドンで数百人が一斉入社し、何年経っても入社年次について言及されなくなる日はない。腕に掘られた囚人番号のように一生ついて回るのである。

たとえば、社内では、他人のことを話すとき、たとえば「一匹狼さんって”ぜろはち(08)”入社だっけ?」「なら今年15年目か、ぜろはちのトップは岸田くんだよね。彼は今年○○課長だっけ?」といった言い方をする。

 

転職をすると、この呪縛から解放される。

入社をした時点で、各々それまでの経歴やバックグラウンドが違うことにより、スタートラインがまったく異なるので、他人の出世や給料というものにそこまで拘りがなくなる。よって、自分のキャリアと報酬のことだけ気を付けておけばいい、ということになる。

 

気を付けないといけないのは、中途採用をほとんどしていないJTCに中途で入ると、たとえば、2008年大学卒業で別の会社に入り、それから転職して当該JTCに2023年に中途入社したとすると、「08入社相当」と扱われ、どんなに優秀でも08入社で受け取れるトップの役職・報酬以外は与えられない。

これは「転職してくるようなヤツが、自社の同世代のトップより優秀なわけはない」という、なんともウエメセな考え方に基づくものであるが、いろいろな企業の口コミサイトを見る限り、事実のようだ。

 

JTCでは、上述のヨーイドンから主任→係長→課長→部長→役員→取締役→社長と出世レースを勝ち進んでいく必要があるので、そのレースに割り込んで課長や部長からスタートさせるなどということは、許されないのである。

そんな狭い世界でどんな椅子に座るかということは、社内の掲示板で公表されるくらいのつまらない勲章に過ぎないのに、毎日長い時間その競争に晒され続けると、頭の中が洗脳されてしまうのも無理はない。

私は人事面談や上司との日常会話の中で、「そろそろ課長にならないといけない時期だ」とか「上がりたかったら然るべきポジションを打診するぞ」とか、そんな話ばかりにうんざりしていたので、今回の転職は本当によいタイミングだったと思う。

 

ちなみに、日本経済新聞に掲載される上場企業の人事情報も部長級以上しか出ない。

部長以上になれば、一応世間の目に晒してもらえることになるが、それ以下の人事なんて、社内の同期に勝っているという優越感を得るだけの本当にくだらない飴玉なのだ。

私も、日経新聞に載ったら、さすがに1週間くらいは周りに自慢してしまうかもしれない・・しかし、出世を気にするのではなく、結果的にそれくらいの人材になれるよう、頑張っていきたいと思う。

 

おしまい