転職して半年、やや燃え尽き気味でモチベーションが下がっている今日この頃。
そんな中、ふと目にして異様にやる気を起こした情報があった。
それは「前職の人事異動」である。
前職のJTCは上場していたため、必ず部長級以上の人事が新聞やネット上で公開される。
ここ数年、私が新入社員時代だった15年ほど前に直属の上司だったような世代が掲載されることが多くなってきており、彼らの顔と自らに降り掛かってきたハラスメントの数々を思い出し、俄然エネルギーが湧いてくるのである。
こんな奴らに負けてたまるか、自分は今の会社でお前らよりはるかに楽しくてやりがいのある会社生活を送ってやるぞ、と魂を燃やすのである。
また、さらに気持ちがいいのが、前職のネガティブな人事異動情報を耳にした時だ。
自身の具体的な転職先こそ伝えてはいないものの、ごく親しかったほんの数名とだけ、たまにLINEでメッセージのやり取りをしている。
日経新聞などに掲載されるのは、基本的に昇格などの前向きな異動しか掲載されないが、彼らから入ってくる元上司・先輩・同僚の左遷・降格情報は最高の酒のつまみになる。
先日も、私が若かりし頃に散々パワハラを受けてきた元上司が急に社外の関連会社に出向になった情報を得て、心の中で大きくガッツポーズをしたものである。
こうしたやり方は正攻法ではなく、あまりカッコいいやり方とは言えないことは潔く認める。
しかしながら、よほどの聖人君子でない限り、誰もがそういった負の側面を持っており、結果としてモチベーションが上がるのであれば、自分もハッピーだし、それで仕事のパフォーマンスが上がれば勤務先もハッピーなのである。
こういったことをオフィシャルな場で発言さえしなければいいのだ。
そう考えると「嫌いだったメンバーの名前を手帳にメモして毎朝見る」なんてのもいいかもしれない(笑)
決して周りに知られてはならないネガティブ要因のモチベーションコントロール法だが、ポジティブ要因のモチベーションよりも、案外安定的にモチベを供給してくれる気もするのだ。
おしまい