一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

危険なことはしない

知床の観光船の事故は本当に胸が痛いし、宮城県蔵王御釜の転落死(立入禁止区域だったらしいので自業自得とも言えるが)もあり、少し前はマスク未着用を注意して半睡付随にさせられたケースもあった。

このように、昨日まで幸せに暮らしていた人が一瞬で命を奪われたり、大怪我をしたりすることはある。

溺死・焼死・凍死・転落死・交通事故死・他殺・・老衰以外で命を奪われるシーンを想像するだけでとても怖い。そんなニュースを見るたびに「気をつけよう」と思うのである。

 

だが、生活習慣の蓄積による病気と違い、不慮の事故・事件というものは、どうしても防げない種類のものもある。白昼の街中や電車の中で通り魔に遭うケースなんかはまさにそうだろう。

だが、内容によっては不慮の事故・事件に遭遇する可能性を下げることはできると思う。

その方法はシンプルで、危険なことをしない(危険な場所に行かない・危険な人と絡まない・危険な街に住まない)ということに尽きる。

これを私は幼い頃からやってきた。父親が非常に慎重な性格だったので、無意識のうちに身についた習性なのかもしれない。

 

一例を挙げると、

・山や海(川や湖)に行かない(行っても確実に安全な場所にとどまる)→事故・遭難リスク
・スキー場でコース外滑走をしない→遭難リスク
・治安が悪い街の夜道を歩かない→事件リスク
・ヤバそうな人に近づかない→事件リスク
・(できるだけ)車の運転をしない→事故リスク
・(できるだけ)飛行機に乗らない→事故リスク
・(できるだけ)ホテルは低層階に宿泊する→火災リスク
・新幹線や特急電車の前寄り後ろ寄りの車両は避ける→事故リスク

こんなことを意識している。今パッと思い出せないだけで他にもたくさんある気がする。

考え始めたらキリがないことなのだが、死に際に「あの時ああしておけばよかった(しなければよかった)」と後悔するのはあまりに無念である。

避けられる危険なことは避けて生きていこうではないか。

 

おしまい

 

 

熱力の絶対値(誰に何言われてもどうでもいい境地)

最近、熱力の絶対値が限りなくゼロに近づいている・・

街にいる子供たちをよく見ているとわかるが、彼らは喜び・悲しみ・怒りを大変激しく表現する。熱量の絶対値が大きいのである。

自分もかつてはそうだったのだろうが、歳を取るにつれ、感情を良くも悪くも揺さぶられるということがほとんどなくなった。よくいえば精神的安定である。

このように感情がなくなるのは「うつ」のサインでもあるらしいが、私個人はその心配には及ばないと思っている。抑うつというよりは、どちらかというと自分の興味のない人・モノ・コトに対する「完全なる絶対的無関心」とでも言おうか。村上春樹風に言うと社会に対する「デタッチメント」がこの歳になって猛威を奮って来たとも表現できる。

 

こう文字にだけしてみると、感情表現の乏しい冷たい奴という印象を与えるかもしれない。だが、不思議なことに、このような対応をしていると、意外と他人から好かれたりする。

誰も真剣に相手にしていないのでいらぬ煽りにも怒らなくなり、何事にも期待していないので不平不満を言わなくなり、他人に興味がないので何を耳にしても秘密を守る口の固い人間に見られ、全ての意見を肯定し許すので優しく寛大な男に見られる。他人って本当に見る目がないんだ。

まあ、たしかにすぐに議論したがる好戦的な人、いつも「あなたのため」とか言って文句ばかり言ってるくる人、他人のプライベートに興味津津で口が軽い人、いちいちアドバイスをしようとしてくる人に比べれば、はるかに人畜無害に見えよう。悪くない隣人である。

 

まあ、こういう生き方は、何より無駄なエネルギーを使わないので疲れない。

他人の前では熱量の絶対値を限りになくゼロに近づけて消費カロリーを抑え、勉強・読書のような知的な活動や、ジムや筋トレなどのような肉体的活動など、自分のための時間のために気力・体力を温存しておこう。誰に何を言われても、気にしない、気にしない。

 

おしまい

 

 

「中道」メディアで情報を集める

今日は、日々情報収集をする際に気をつけていることについて書いてみたいと思う。

無知な子供の頃は、新聞やニュース番組は「公正中立」なものと信じて疑わなかった。大人になって勉強や読書を重ねるにつれ、ひとつの事実に対し、各社が政治思想を入れまくって偏った報道をしていることがわかった。

そこで、情報収集をする際は、メディアを保守・リベラル・中道に分け、可能な限り「中道」なメディアを通じて情報収集をするとよいと思う。

 

メディアの思想分類

完全に独断と偏見ではあるが、各メディアの思想観を分類してみた。おそらく、読者の方の認識と大きくは異ならないのではないかと思う。

 

<保守>
・産経
・読売
・フジテレビ
日本テレビ

<中道>
・日経
時事通信
NHK
テレビ東京

<リベラル>
・朝日
・毎日
共同通信
・TBS
テレビ朝日

 

憲法改正自衛隊問題などに対するスタンスを見ると、産経・読売と朝日・毎日の記事を読み比べると、同じ事実に対する記事なのかと思うくらい、紙面の論調・構成が異なっているのがわかる。

 

やはり、日経がオススメ

日経新聞は、基本的に政治的には中道だと言われている。経済誌であるからということもあるだろう。各論点について、是々非々のスタンスを取っているので、偏りなく情報を集めることができると思う。

この点については、オピニオンリーダーの一人であるホリエモンに直接メルマガで質問をして回答をもらっている(笑)。

とりあえず毎日読むメイン媒体としては、日経新聞を据えるのが無難なのではないか。

 

情報の集め方

以上を前提に、まずは中立的な情報を集め、そこからNewsPicksやスマートニュースなどのキュレーションサイトでを通じ、左右のメディアの記事にも簡単に触れておき、多様な価値観を頭に入れるとよいだろう。

そうすることで、陰謀論に簡単に騙されるような可能性はなくなるし、何より多様な視点から物事を見れるようになる。それが、情報収集の最終目的でもあると思う。

 

おしまい

 

 

物事を継続させる工夫

私一匹狼は、比較的物事を継続させることが得意です。

継続させるための工夫を一つ紹介します。

それは、かける時間を極小化する→やらないと気持ち悪い状態になる→時間をかけたいものは質を上げていくというプロセスを経ることです。

 

かける時間を極小化する

何かを始めようと思ったら、まずはかける時間を極小化して始めます。スモールスタートというやつです。

私は靴磨きが嫌いなので、ブラシをかけて100均のツヤ出しスポンジで磨くだけにしています。これなら1分です。

筋トレも毎日となると気が進みません。腕立て・腹筋・背筋を最低20回ずつだけやると決めておきます。これなら3分もかかりません。

新聞を読むのが苦手な人なら、電子版の見出しだけ読みます。日経新聞でもこれなら5分もかからないでしょう。

こんな感じでとにかくかける時間を極小化してスタートさせます。

 

やらないと気持ち悪い状態になる

極小化した毎日の行動はやがて習慣化していきます。一説によると、行動習慣は1か月もあれば習慣化するようです。

習慣化してくると「やらないと気持ち悪い」という感情が起きてくるようになります。寝る前の歯磨きみたいなものですね。私自身、あれだけ面倒で嫌いだった靴磨きも脱いですぐにやらないと気持ち悪いので、最近はどれだけ疲れていてもブラシをかけるようになりました。

 

時間をかけたいものは質を上げていく

「やらないと気持ち悪い」と思うようになった習慣のうち、もっと時間をかけたいと思うものも出てきます。そういったものは存分に時間をかけて質を上げていくといいでしょう。

私にとっては、日経新聞・ブログ書き・日記書きあたりがこれにあたります。日経新聞は最初は見出しと一面しか見ていなかったし、ブログも週2回くらいしか更新していなかったし、日記も1日数行しか書いていなかった。でも、続けていくうちに楽しくなってきたことは、投下する時間を増やしても続くものです。

一方、時間をかけるモチベーションのわかないものは、引き続き極小化したまま続ければいいのです。これもやらないと気持ち悪いというマイナスの動機で義務的に続けていきます。

こうして、自分が好きなこと・嫌いなこと双方に対し、上手に時間的なリソースを配分することができます。

 

おしまい

 

 

常に善人であること

私は常に善人でいられるように努力を続けている。

決して聖人君子ではないので、自分に石を投げてくる奴には全力で反撃するし、時には人を傷つけてしまうこともある。

それでも、心穏やかに生きていくために、可能な限り良い人でありたいと思っているのだ。

道半ばではあるが、私が目指す善人像は大きく分けて以下の3つだ。

 

口が堅いこと

相手から「ここだけの話」と言われたらもちろん、自分を信頼して会社の機密情報を教えてくれたり、プライベートの相談をもちかけてくれた相手を裏切ってはならない。それらは秘密にしておく道義的な義務があると思う。

飲み会になると、すぐにそうした情報を暴露して場を盛り上げようとする輩がいる。そうした麻薬的快楽の代償は必ず受けることになる。

 

他人の悪口を言わない

人間だからゼロにするのはなかなか難しい。でも、他人の悪口(愚痴や不満を含む)を言うことで、人間性を評価されることはない。誰かの悪口を言っているのを聞いた上司や同僚は、自分も陰口を叩かれていると間違いなく思うはずだ。誰かについて良いことを言えないのなら、何も言わないのが無難ということだ。

ただ、他人に同じことを求めることは精神衛生的によろしくない。他人はコントロールできないものである。確実に「自分はどこかで悪口を言われている」と予め承知した上で開き直って過ごそう。いちいちそんなこと気にしていたら生きていけない。

 

誰に対しても親切にする

「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という有名な言葉もある。トイレ掃除のおばさんや手際の悪い居酒屋のアルバイト店員にも礼儀正しく親切に接する。人間は尊大になるより、謙虚になった分だけ目立つものである。

他人にそうやって親切に接していると、職場で仕事が上手く進むということももちろんあるが、単純に人として「気持ちいい」と思える回数が増える。

 

こうやって善人でいることのデメリットは、会社の出世に影響が出るケースがあるということだ。社内政治・権謀術数が上手いやつほど出世することが多いという企業はまだ多いだろう。

ただ、他人の秘密をペラペラ話して、他人の悪口は言い放題、格下だと思う相手に尊大に接するような人生が果たして幸せと言えるか? ということはよく考えた方がいいと思う。

 

おしまい

 

 

同調圧力に負けずにメンタルを保つ

タイトルのように生きていくのは、簡単なようで実際はなかなか難しい。私の勤めているような日系企業にいると尚のことである。日々、上下左右の至る方向から飛んでくる同調圧力がものスゴい。

ここのところコロナが落ち着いていることもあり、週1〜2回コンスタントにオフィスに出社をしていると、私の出世や処遇を気にしてくださる上司・先輩がたくさんいて非常にありがたい。終身雇用・年功序列企業別組合がバリバリの勤め先にいる限り、きっとこの圧(嫌がらせ)から逃れることはできないのだろうな。

 

それでも、普段私が出世レースの呪縛から逃れるために意識していることを今日は列挙していみたいと思う。意識しないと知らないうちに彼らのペースにハマってしまうのである。自分の頭の中をクリアにするためにやってみた。

 

1.社外に目を向ける

●いろいろな人の本を読む

古今東西の多様な価値観を身につける。特に、時の洗礼を受けてもなお残っている書物をしっかり読み込む。バカな自分の上司・先輩の言うこととどちらが信頼に値するかは考えなくともわかるだろう。

 

●新聞・ニュースをチェックする

新聞・ニュースを見ていると、グローバルな視点での雇用・人材育成のトレンドなどが見えてくる。自社のそれらが時代遅れのものでないか、価値観を常にアップデートしていく。

 

●転職サイトに登録して眺める

世の中には魅力的な企業がたくさんある。転職サイトに登録し、定期的にログインし自分の理想の条件で検索してみる。その業務内容・待遇で働く自分を想像し、モチベーションをキープする。

 

●脱社畜インフルエンサーの発信に目を通す

過激な人もいるからほどほどに。自己啓発本的に使う。

 

2.中長期的な目標を持つ

●資格の勉強をする

勉強の成果というのは得てして見えにくいもの。資格試験であれば努力が結果という形で見えるので達成感を得ることができる。一定の難易度であれば転職にも役立つし、肩書としても使える。

 

●ポータブルスキルの習得に励む

社内限定の能力・知識・経験ではなく、どこに行っても通用するスキルの習得を意識する。たとえば、ロジカルシンキングマーケティング思考、スピーチ能力など。こうしたスキルは積み上げが効く。

 

3.内省する機会を毎日持つ

●手帳に目標や信条を書いて眺める

毎年、元旦に1年の目標や自分の信条を書いて毎日眺めることで、ブレない精神力を養う。予定の中に自身の肉体・精神・知力を高める活動を入れてマーカーで印をしておき、日々舞い降りる雑務に埋没しないようにする。

 

●日記を書く

1日15分~30分、自分の素直な気持ちをアウトプットして気持ちの整理をする。愚痴や不満もすべて日記帳に書き込んで終わりにしてしまう。同僚と赤提灯でダラダラ上司の愚痴を言うより1000倍生産的だ。

 

4.心身の健康に励む

●よく寝る

睡眠不足はうつ病のもと。

●よく運動する

息の上がる運動を短時間でもするとストレスが飛んでいく。

●酒を飲みすぎない

酒を飲まずにも夢中になれることを見つけよう。

 

長い時間を一緒に過ごす同僚たちと違ったものの考え方で生きていくのは非常に孤独なものである。しかし、これからの時代それが必要だ。自分を守ってくれる会社という共同体はとうに幻想となっており、その代償となっていた同調圧力だけが残っている。そんな時代に生きていかないといかない私たちは、どのような人生を選択するのが賢いだろう?

 

おしまい

 

 

【ガジェット】ダイソー 靴ブラシ(馬毛)

ここのところ、ダイソーの商品紹介サイトになりつつありますが・・。

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靴ブラシ(馬毛)

 

ダイソー様に化学繊維ではない馬毛のブラシもありました。

靴用のブラシには、大きく馬毛・豚毛があります。大きく分けて、馬毛はホコリ落とし・豚毛はクリーム伸ばしに使うイメージです。

私のように人工皮革の革靴使いであれば、スポンジ付きの靴磨きを使用すればよいと思っているので、豚毛ブラシは必須ではないと思います。

 

また、アマゾン等で本格的なものも販売されていますが、本商品はサイズ感が小さいので、ビジネス用カバンに入れるのにもってこいです。110円(税込)なので、使い潰してしまってまったく問題ありません。雨上がりで汚れた際や出張時に非常に重宝します。

 

一方、自宅での普段使いはこちらのセットを利用しています。

近藤 シューケアセット シューケアキット (靴磨き用 馬毛ブラシ & 細仕上げ 豚毛竹楊枝 & 仕上げ コットン 布 ミトン の 3点セット)

近藤 シューケアセット

 

通常サイズの馬毛ブラシに加え、細かい部分のお手入れ用の豚毛ブラシも入っています。これで週に1回くらいは細部の汚れを落としてやります。さらに、仕上げ用のミトンも入ってます。1000円ちょっと出せば本格的なお手入れができます。

とにかく、「足元を見られる」という言葉もある通り、靴はピカピカの方がかっこいいので、ミニサイズの靴ブラシは常時持ち歩くことをオススメします。

 

おしまい