一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

同調圧力に負けずにメンタルを保つ

タイトルのように生きていくのは、簡単なようで実際はなかなか難しい。私の勤めているような日系企業にいると尚のことである。日々、上下左右の至る方向から飛んでくる同調圧力がものスゴい。

ここのところコロナが落ち着いていることもあり、週1〜2回コンスタントにオフィスに出社をしていると、私の出世や処遇を気にしてくださる上司・先輩がたくさんいて非常にありがたい。終身雇用・年功序列企業別組合がバリバリの勤め先にいる限り、きっとこの圧(嫌がらせ)から逃れることはできないのだろうな。

 

それでも、普段私が出世レースの呪縛から逃れるために意識していることを今日は列挙していみたいと思う。意識しないと知らないうちに彼らのペースにハマってしまうのである。自分の頭の中をクリアにするためにやってみた。

 

1.社外に目を向ける

●いろいろな人の本を読む

古今東西の多様な価値観を身につける。特に、時の洗礼を受けてもなお残っている書物をしっかり読み込む。バカな自分の上司・先輩の言うこととどちらが信頼に値するかは考えなくともわかるだろう。

 

●新聞・ニュースをチェックする

新聞・ニュースを見ていると、グローバルな視点での雇用・人材育成のトレンドなどが見えてくる。自社のそれらが時代遅れのものでないか、価値観を常にアップデートしていく。

 

●転職サイトに登録して眺める

世の中には魅力的な企業がたくさんある。転職サイトに登録し、定期的にログインし自分の理想の条件で検索してみる。その業務内容・待遇で働く自分を想像し、モチベーションをキープする。

 

●脱社畜インフルエンサーの発信に目を通す

過激な人もいるからほどほどに。自己啓発本的に使う。

 

2.中長期的な目標を持つ

●資格の勉強をする

勉強の成果というのは得てして見えにくいもの。資格試験であれば努力が結果という形で見えるので達成感を得ることができる。一定の難易度であれば転職にも役立つし、肩書としても使える。

 

●ポータブルスキルの習得に励む

社内限定の能力・知識・経験ではなく、どこに行っても通用するスキルの習得を意識する。たとえば、ロジカルシンキングマーケティング思考、スピーチ能力など。こうしたスキルは積み上げが効く。

 

3.内省する機会を毎日持つ

●手帳に目標や信条を書いて眺める

毎年、元旦に1年の目標や自分の信条を書いて毎日眺めることで、ブレない精神力を養う。予定の中に自身の肉体・精神・知力を高める活動を入れてマーカーで印をしておき、日々舞い降りる雑務に埋没しないようにする。

 

●日記を書く

1日15分~30分、自分の素直な気持ちをアウトプットして気持ちの整理をする。愚痴や不満もすべて日記帳に書き込んで終わりにしてしまう。同僚と赤提灯でダラダラ上司の愚痴を言うより1000倍生産的だ。

 

4.心身の健康に励む

●よく寝る

睡眠不足はうつ病のもと。

●よく運動する

息の上がる運動を短時間でもするとストレスが飛んでいく。

●酒を飲みすぎない

酒を飲まずにも夢中になれることを見つけよう。

 

長い時間を一緒に過ごす同僚たちと違ったものの考え方で生きていくのは非常に孤独なものである。しかし、これからの時代それが必要だ。自分を守ってくれる会社という共同体はとうに幻想となっており、その代償となっていた同調圧力だけが残っている。そんな時代に生きていかないといかない私たちは、どのような人生を選択するのが賢いだろう?

 

おしまい