一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

一人で何でもできる男が30代になるということ

今日は久々に自分についての記事。

 

僕は孤独な30代の男である。

孤独というのは、僕は本質的には自分のことにしか興味がないし、他人と心を通じ合わせるということがほとんどできない。

高校生の頃とか、昔はできたのだが。

女性経験を積めば積むほど、冷淡になってしまった気がする。

そういった意味で僕は孤独なのだ。

 

一応、20代はナンパや合コンに勤しみ、女性修行を重ねたから、今のところ女性には困っていない。

彼女たちはどこからともなくやってきて、しばらく僕の元にとどまり、またいつの間にか去っていく。

その繰り返しである。

彼女たちは、僕が今のところ結婚をする気がないということを知ると、決まっていなくなってしまう。

それくらい僕も彼女たちも微妙な年齢なのだ。

 

 

昨日台風で窓が揺れる音を聞きながら、ふとこのまま独身でいた時のことを考えた。

独身30代は本当に楽だし、何より自由だ。

好きな時に好きなことができる。

 

クラブでオールして朝帰りしても誰も文句を言わない。

一週間以上洗濯機をまわさなくても誰にも怒られない。

夜中に風呂に入る際に物音に気を遣わなくていい。

 

そして、一人暮らし期間が長ければ長いほど、嫌でも自分のことが何でもできるようになってくる。

 

一人暮らしを始めた日、僕は何も分からなかった。

大学を出るまで、家のことは専業主婦の母親がすべてやってくれたので、家事というものを一切やらずに育った。

 

コンビニでドキドキしながら日用品や生活用品を買い、家に運ぶ。

引越し業者がやってきて、荷物を搬入する。

 

最初は洗濯機の回し方がわからず、母親に操作方法を電話で聞きながら洗濯をしたものだ。

無事機械は動いたのだが、洗剤の量が多すぎてもう一度洗うはめになった。

 

風呂上がりに換気をするということを知らず、真夏に風呂場の床が真っ黒になり、当時の彼女が悲鳴を上げた。

その彼女は、一生懸命その風呂場を掃除してくれた。

彼女は今何をしているのだろうか。

 

 

人は学ぶ。

おしゃれ着はネットに入れて、ドライモードで洗う。

干す時はかるく叩いて伸ばしてから干す。

風呂上がりは風呂場を冷水で流してから、しっかり換気するとほとんどカビが生えない。

 

段々と洗濯や掃除に慣れてきて、料理なんて作り始めたりする。

冷凍しておけば食費も浮く。

だいたいの男は、レシピを見ればそれなりの食事は作れるんじゃなかろうか。

 

そんな風にして、30代の独身男はできあがる。

 

僕らは基本的に何でもできてしまう。

だから、実際死なずに生きていれるのだ。

加えて、僕は部屋もとても綺麗だ。

 

いま、女性と結婚するメリットってなんだろう。

損得勘定を抜きにした何かを感じたときに、その時はくるのだろうか。

 

これまで3回ほど結婚のタイミングが合わず彼女と別れることになった。

その自分の選択にはこれっぽっちの後悔もない。

ただ、その時の彼女よりいい人に出会える可能性は日々逓減していることは間違いない。

男女ともに魅力的な人から結婚し、魅力のない人は市場に残る。

一部例外はあるにせよ、これは周りを見る限りそうなんだろうと思う。

 

後悔がないからこそ、これから進むべき道が分からない。

そんなことを思った台風の夜だった。

 

おしまい