一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

死ぬくらいなら殺してしまえ

『「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由(ワケ)』

数年前にこんなタイトルの本が流行った。

 

まあ、経験者としてこれはわかる。

働き方改革」という言葉が世に出てくる遥か前の新入社員時代、だいぶ今はホワイトになった私の勤務先も、当時はスーパーパワハラブラック企業だった。

まず長時間労働で体力が削られる。そして、長時間労働がゆえに必然的に仕事以外の人間関係を構築する時間がなくなるため、独身ひとり暮らしだと職場の人間が他人とのつながりの全てとなる。そんな中で日々人格否定をされ続けると、本当に「自分がダメな人間」だといつの間にか刷り込まれてしまう。そのせいで毎日希死念慮に駆られる。こんな恐ろしい洗脳体験を身をもってしている。従順な犬を作って働かせることが目的だったのだろうが、やっていることはカルト宗教に近い。

今思えば、あの時の上司・先輩をその場でぶん殴ってやればよかったが、当時は自分が悪いと思い込んでいたので、とてもそんなことをするのは許されないと思っていた。組織のため、他人のために役に立たない自分の存在意義がないと考えていた。

 

まあ、もっと自分中心で考えるべきでしたね。

敢えて文字にしたら危ない表現でいうが、今だったら「死ぬくらいなら殺す」と思う。他人を追い込んで「死にたい」と思わせるようなヤツに対しては、少なくとも「ぶん殴る」くらいの姿勢でいた方が良いだろう。それくらい開き直ってしまうのである。開き直った人間は強い。

まあ、殴っただけでも間違いなくクビになるだろうが、あなたの命がそこで終了といった最悪の事態は避けられる。仮に殺しても一人ならまず死刑にはならない。出所してやり直すこともできる。でも、死んだら終わりである。もっと自分中心に考えた方がいいのだ。

 

もちろん、以上は心構えの問題である。実際、殺す前になんとかすべきである。

そのためには、とにかく普段から周囲にナメられない雰囲気を出しておくことが大切だ。格闘技等を習って身体を大きくする(格闘技をやっていることを公開しておく)、いざとなったら暴力も辞さないスタンスを醸し出しておく、目つきを鋭くして狂人オーラを出すなどなど。人間誰しも自分の身に危害が及びそうな相手を潰そうとはしてこないはずである。外で危なそうな人が歩いていたら近づかないでしょ? 物理的に恐怖を与えておくことが大事なのである。

 

私本人も最近とある先輩との人間関係が悪化しており、グチグチうるさいことを言ってくるので、そろそろ警告をしようと思っている。男たるものナメられたらおしまいである。

 

おしまい