ナンパ界隈では、特定のクラスタに所属していないナンパ師を「野生」という。
まさに私のような存在である。
この野生というワードチョイスは絶妙だと思っていて、初代ポケモンの野生のコラッタのようなイメージなのだろう(年齢がバレる)。「名もなき存在」と「ザコ」という意味を込めた蔑称なのだろうが、もう一つ忘れてはいけない特徴がある。
それは、野生のポケモンは「誰にも飼われていない」というところである。特定のトレーナーにモンスターボールで捕らえられ、いちいち繰り出す技を指示されるようなことがないのが野生のポケモンなのだ。
少し前につぶやかれたこのツイートに野生ナンパ師の醍醐味が詰まっていた。
女好きだからナンパしてるってのが丁度いいよ。即数とか質とかコミットしてるから上手くいかなかったり飽きて消えていく。野生が楽しそうにしてるのは即れなくても落ち込まないからだろう。即れたら最高即れないのは普通でいいんだよ。ストレスなく活動する方が長続きする
— りょう@職業イケメソ (@shokugyoikemen0) September 18, 2022
外部から拝見しているに、本当にクラスタの方々は大変そうだ。
即数と抱いた女の質(スト値)を延々と開示していないといけないからだ。即画なる恐ろしいものを頻繁にアップしている人もいる。
当然成長も早いのだろうし、追い込まれたからこそがんばれるという良い一面も否定はしないが、嫌になってやめてしまうリスクも相当高いと思う。100メートルを全力で走っているような印象だ。
また、各クラスタごとにドグマ(教義)のようなものがあり、それに反する活動をしているクラスタ(もしくは個人)にケンカをふっかけ、しょっちゅうドンパチしているのを見かける。あれも精神的にやられそうだ。
そんな彼らを、野生ナンパ師は外野から「すごい世界だなー」と思って見ているくらいがちょうどいい。彼らが100メートル走ならこちらはウォーキングである。参考になる情報はいっぱいあるが、自身は足を突っ込む必要はないと思っている。目立ったトラブルに遭遇することなく、50歳くらいまでほそぼそと活動できたらいい。
こういうメリハリのない活動はクラスタ的にはダメダメの思考のようだが、こういうナンパ師がいたってよいのだ。必ずしも陽の当たるところだけにナンパ師がいるわけではないのだから。
おしまい