久々に1冊通しで本を読んだ。
はじめての転職ガイド 必ず成功する転職
★★★★☆
転職活動を本格的にスタートさせ、少し前に全体の流れを改めて把握するために読了。
本書は、タイトルのとおり初めての転職者向けに書かれていて、新卒採用と中途採用の違いを中心に転職活動のスタートから内定・現職の退職までの一連の流れをざっくりと解説してくれている。
なお、マイナビ転職のオフィシャルブックはこの本以外にシリーズものになっていて、本書で簡単に触れられている自己分析・職務経歴書の書き方・面接問答集などは別の本でさらに詳しく書かれている。
※掲載されている商品が古い
著者の谷所健一郎さんは、自らの転職経験と1万人以上の面接経験から、『マイナビ転職』での連載や、人事・転職関連の書籍を数多く執筆されている。アマゾンで検索すると、たくさん出てきますね。
【ポイント抜粋】
●自己分析の5つのステップ
STEP1 転職の目的をはっきりさせる
STEP2 自分のアピールポイントを整理する
STEP3 自分の弱点を見つめ直す
STEP4 自分のスキル、キャリアを整理する
STEP5 選考基準と、発揮できる強みを明確にする
「転職を考えるきっかけがネガティブでも、ポジティブ思考に切り替える」という文言が個人的には響いた。私は「ジョブ・ローテーションをしたくない」という明確な転職の軸があるので、「法人営業に特化した専門的なキャリアを身につけたい」的な感じになるのだろうか。
●面接の目的とは?
・在籍社員とうまくやれるか
・将来像を描いているか
・求める実務能力があるか
・仕事への意欲があるか
・自社への思い入れはあるか
「自社への思い入れ」を探られるという観点で、業界研究・企業研究が必要とのこと。企業の公式HPはもちろん、四季報の閲覧も推奨されている。働きながらの転職で、どこまで時間を割くかの判断が難しそうだが、同業であれば大体の雰囲気はわかるだろうし、異業種であれば勉強と思い取り組むといいだろう。
【感想】
初めてのことに取り組む時は、まず森を見てから木を見るべしという話なので、その意味で特に尖った内容がなく、良くも悪くもマニュアル的な本書は、転職入門者にオススメ。まあ、正直転職サイトや転職ブログ等でも似たような情報は得られるが、紙でまとめて持っておくと何かと便利。全部で159ページと薄いし。
おしまい