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【書評】『転職と副業のかけ算』moto

今日は8/9に発売されたばかりの最新の転職本をご紹介。

 

 

転職と副業のかけ算 生涯年収を最大化する生き方

 

概要

SNS上の「転職」「副業」界隈で最も話題となっている人物と言っても過言ではないmoto氏による初の著書。僕は1年ほど前にVoicyのパーソナリティとして彼の存在を知り、以後転職活動に着手する前から彼のチャンネル(『リーマンラジオ』)を拝聴していた。

moto氏を知らない方のために簡単に紹介すると、彼は短大卒の32歳、新卒で地方のホームセンターに入社し、レジ打ちからキャリアをスタートした後に、現在は広告ベンチャーで営業部長として活躍されている。その傍ら、Twitter・ブログ・note・Voicyなどを通じ、4度の転職によって年収240万→年収1000万を実現したノウハウや副業年収4000万円を稼ぐメソッドについて発信されている方である。

本書は、彼が培ってきた転職と副業をかけ合わせて「生涯年収を最大化する生き方や考え方」について余すことなく紹介されている。

 

<目次>
序章 「個人で稼ぐ」サラリーマンが本当の安定を手に入れる時代
第1章 年収240万円の地方ホームセンターを選んだ理由
第2章 地方ホームセンターやリクルートで学んだ「成果」につながる働き方
第3章 4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」
第4章 本業を活かして稼ぐ「サラリーマンの副業」
第5章 生涯年収を最大化する生き方

 

本書の内容

序章では、今すべてのサラリーマンに転職と副業が必要とされる理由について解説されている。第1章では、幼少期から短大を卒業してホームセンターへの就職を決断するまでについて。第2章では、4度の転職で毎回年収を上げていった思考を具体的なエピソードを交えて紹介されている。第3章は具体的な転職法について、キャリアの考え方から書類作成・転職エージェント・面接術まで盛りだくさんの内容となっている。第4章では具体的な副業ノウハウ(コンテンツ配信)について書かれている。第5章はまとめ的にこれからのサラリーマンの生き方について触れられている。

 

ポイント

僕は転職をする際、自分を「商品」として捉えるようにしています。

商品は鮮度が命。だから転職を考えていないときでも、毎月1回は必ず自分の職務経歴書を見直します。定期的に職務経歴書を更新し、転職エージェントと面談することで「自分の値段」を把握。

社内評価ではなく労働市場での自分の値段を知ることは、日頃の仕事における努力の方向性を決める上で非常に重要という話は目からウロコ。僕も社内政治に邁進していた時代もあったなあ(遠い目)。こうやって「常に転職できる状態にしておく」ということが大切で、「今の仕事がつらい」と思ってからでは遅いということですね。

 

職務経歴書に内容を書くうえで、大切な視点が4つあります。

1.「共通点と類似点」を見つける
2.社内評価ではなく「市場価値」を意識する
3.自分の「役割」を明確かつ「定量的」に伝える
4.面接での「ツッコミどころ」を用意しておく

職務経歴書の具体的な書き方は非常に参考となった。

たとえば、『1.「共通点と類似点」を見つける』とはどういうものかというと、企業側のニーズは転職サイトなどの「求人要項」に、「求める人物像」や「必要な能力・スキル」として記載されている。それらと同じ経験があればそれを書けばいいのだが、自分が少し離れた業務経験しかない場合には、「転職先で求められる能力と現職で培った能力の共通点」もしくは「活かせそうな類似点」を見つけるというもの。

motoさんの例で言うと、求人要項には「小売店への営業経験」と書かれていたが、motoさんは「紙媒体をweb媒体に変える営業経験」があったので、その2つに「レガシー領域への営業経験」という共通点を見つけてアピールしたとのこと。ほんと、よく考えている。

2.以降は実際に本書で確認してみてほしい。

 

感想

短い大学受験の勉強期間で、東京の上位私大も狙えるような賢い方だったようですが、敢えて短大→周りの反対を押しのけ地元のホームセンター就職するという逆張りからのサクセスストーリーはお見事の一言に尽きる。日系大企業では芽が出る前に潰されてしまいな印象もあるが、「徹底的に考えて」かつ「すぐ行動に移す」という姿勢はどんなサラリーマンでも学べる部分がある。副業は「コンテンツ配信」に選択肢が限定されていた点がやや物足りない印象は受けたものの、転職や副業に興味がある人はもちろん、令和の時代を生きるすべてのビジネスパーソン必読の内容となっている。

 

 

おしまい