昨晩特にやることがなかったので、GWにpha氏の『ひきこもらない』を読んで以来、ずっと行こうと思っていた「サウナ」というものに行ってみることにしました。
同書を読むと、どうやらサウナというものはものすごく気持ちいいらしい。なら自分もその快楽を確かめてみたい、と思っていました。
調べてみると、都内でも立地やサウナの数や種類に応じて数百円~3,000円程度と価格帯が様々あるということがわかりました。
今回はあくまでサウナデビューということで、そんなに長居することもないだろうと思い、1,000円でおつりのくる近所のスーパー銭湯をチョイス。
実体験の前に、まず僕が抱いていたサウナのイメージからお話しします。
サウナのイメージ
昔から温泉やスーパー銭湯なるものは嫌いではなかった。かと言って好きというものでもなかったのだが。
嫌いでなかった理由は、彼女などとデートで行ったときに強制的に別々になれるわけで、自分ひとりの時間が作れるからだ。社会不適合者の僕は、誰かと常に一緒にいて常に一緒のことをするのは数時間が限界なのだ。
好きではない理由は、浴室にスマホを持ち込めないので、ぼーっと考えごとをする以外にやることがなくなってしまい、なんだか時間を無駄にしている感じがするからだ。
そんなこんなで、付き合っている彼女や付き合っているかどうか微妙な関係の女子(笑)と温泉やスーパー銭湯に行くことはままあった。
いずれにしても、どうしても苦手としていたのが「サウナ」という存在であった。
そもそも熱いのが苦手だったし、狭い空間をおっさん達と共有するということに抵抗があったのだ。
しかし、冒頭述べたとおりpha氏の書籍を読んでから、サウナというものに興味を持ち、ついにサウナデビューとなったのだった。
サウナの楽しみ方
以下、一般的なサウナの入り方をご紹介。
サウナというのは、「サウナ→水風呂→休憩」というサイクルを繰り返すのがよいと言われている。その割合は「5:1:5」が一つの目安とのこと。つまり 「サウナ5分:風呂1分:休憩5分」や、もしくは「サウナ10分:水風呂2分:休憩10分」ということになる。これを繰り返すことで「サウナトランス」という状態になるという(サウナ-界隈では「ととのう」というらしい)。この「サウナトランス」に皆さんやみつきになるみたいである。なお、サウナから水風呂に移動するときはシャワーで汗を流すのが作法というので、忘れずに。
実際やってみた
さて、ついにサウナデビューである。金曜の夜ということで、平日の疲れを癒やしに来ているおっさんだらけかと思いきや、23時過ぎという微妙な時間からか、他にほとんど客はおらず、サウナをしばらく独占して使うことができた。
初心者の僕は「サウナ5分:風呂1分:休憩5分」のサイクルを3周もできればいいなと思って臨んだ。
【サウナ】
サウナ室の扉を開けると、もの凄い熱気で早くも嫌になる笑。
とりあえず最上段に腰掛ける。
壁には時計がかかっているのだが、「やけに早く時間が過ぎるなあ」なんて思っていたら、12分で針が1周するタイプの時計のようだ。(このタイプがサウナでは普通らしい)
先ほど洗った髪の毛は一瞬で乾き、全身から汗が吹き出る。
く、苦しい・・
設置されているテレビのニュースで気を紛らわせて、何とか5分間耐え抜いた。
【水風呂】
サウナ室を出ると、浴室が涼しく感じられた。
シャワーで汗を流し、いよいよ水風呂である。水風呂に入るなんて、小学校のとき以来である。
足を浸けただけで、「ウーッ!」と叫ぶ。
つ、冷たい・・
少しずつ、少しずつ、肩まで浸かる。
肩まで使った瞬間、意識が飛ぶようなめまいがきた。
これが「サウナトランスなのか?」とも思ったが、サウナトランスは最後の休憩のときに来るはずだ。
1分ほど浸かり、冷たさに我慢できずに水風呂を出る。
さて、休憩だ・・
しんどいなあ、サウナ。
【休憩】
浴室の椅子に座って、目をつぶる。
しばらくすると、水風呂で冷え切ったはずの身体が、急速にポカポカと温かくなってきた。全身に温かい血が巡り、身体が脱力して宙に浮いているような不思議な感覚だ。数分間、その快感は継続した。
これが「サウナトランス」か!(多分)
感想
サウナに入っている時間が短かったため、トランスも弱めだったのだろうが、人生で今まで味わったことのない気持ちよさであることは確かだった。
あと2周するつもりだったが、もう1周でフラフラしてきたため、終了。初回から激しくやりすぎたら続かない気がするので。
着替えて脱衣所でぼーっとしていると、サウナに入る前より心身がスッキリしている気がした。
帰ってからすぐに眠りにつき、翌朝起きたときのスッキリ感もここ最近ないものだった。
この快感が数百円で味わえるのであれば、オッサンがハマるのも納得である。
自分も月に1、2回は酒を飲みに行く代わりに「サ活」を取り入れたいと思った。
サウナブームがきている
さて、僕はpha氏の『ひきこもらない』でサ活の存在を知ったのだが、pha氏がサ活をするきっかけとなったのが、タナカタツキ氏という漫画家の『サ道』という漫画だと書いてありました。
その『サ道』がちょうど今年6月から原田泰造の主演でドラマ化されていました。
ネットを見ても、「空前のサウナブーム」のような書かれ方もしていて、意図せずとも流行に乗った形になりました。
皆さんも食わず嫌いをせずに、まずは近場のスーパー銭湯でサウナ-デビューしてみてはいかがでしょうか?
マンガ サ道~マンガで読むサウナ道~(1) (モーニング KC)
おしまい