一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

心に空白が訪れないようにしている

転職先に入社する前に読むように言われている課題図書を読んだり、最後のバカンスである旅行が終わったら、本格的に忙しくなる。

ただ、個人的には忙しいことは嫌いではなく、その理由は、忙しいと余計なことで悩んだり不安になったりすることがなくなるからだ。

 

ビジネスパーソンの間では、よく瞑想なるものが持て囃される。

誰にも邪魔されない静かな場所で背筋をまっすぐ伸ばして座り、目をつむり、何も考えずにその状態を続ける、あれだ。

スティーブ・ジョブズビル・ゲイツなども、瞑想の愛好者として知られている。

 

でも、私はこれには向いていないようだ。瞑想して目をつむった瞬間に、その心のスキマに余計なことが頭の中に流れてきてしまうからだ。結局、そうやって考え込んでいくことで、悩みや不安に苛まれるはめになる。

 

だから、1日のスケジュールは可能な限り埋まっているほうがいい。

仕事を辞めてから、少し暇すぎた。常に何かをやっていれば心にスキマが生じないので、ストレスが入り込む余地がなくなる。

D・カーネギーも『道は開ける』の中で、心の中から悩みを追い出すには、常に忙しくいることを推奨していた。

道は開ける 文庫版

スキマ時間の過ごし方も、その時間の長さや場所に応じ、やることを事前に決めておく(歩きながら短時間であればオーディオブック、電車の中で15分程度であればKindleを読む等)。

とにかく、何もやっていない時間を作らないようにする。

 

予定を詰め込む一環で、転職してしばらくの間は、可能な限り夕食を誰かと取ろうと思っている。

飲みの場で出てくる情報は、オフィスで聞ける情報の何倍も有益だからだ。

例えば、お局の踏んではいけない地雷とか、役員の好きな本(読んでおくべき本)の情報などは、新入社員としては喉から手が出るほどほしい。

そんな情報は、アルコールが入れば勝手に相手から喋ってくれるので、そんな機会を活用しない手はないと思うのだ。

 

おしまい