一匹狼の回顧録

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【成功へのメモ】『ウォール街のランダム・ウォーカー』

成功本まとめシリーズ。

ウォール街のランダム・ウォーカー<原著第13版> 株式投資の不滅の真理 (日本経済新聞出版)

ウォール街のランダム・ウォーカー

著者

バートン・マルキール
1932年生まれ。プリンストン大学経済学博士。同大学経済学部長(1974-75、77-81)、大統領経済諮問委員会委員(75-77)、エール大学ビジネススクール学部長(81-88)、アメリカン証券取引所理事などを歴任。世界的な投信会社バンガードの社外取締役としても活躍。現在、プリンストン大学名誉教授。

要約

言わずと知れたインデックスファンドの優位性を説いた名著。タイトルのとおり「ランダムウォーク」理論がメインテーマであるが、その中で「テクニカル分析」や「ファンダメンタル分析」が上手くいかない理由について述べられている。

直近、日本で新NISAが始まり、三菱UFJ国際投信の「eMAXIS Slim」シリーズなどインデックスファンドの注目に集まっている今、改めて読みたい一冊。

ポイント

1.株価はランダムウォーク

株価はランダムウォーク、つまり物事の過去の動きから、将来の動きや方向を予測するのは不可能だという意味である。専門家の投資顧問サービスや証券アナリストの収益予想、複雑なチャートのパターン分析などは全て無駄である。

目隠しをしたサルにダーツを投げて決めたポートフォリオと専門家が熟慮して選んだポートフォリオでもさほど運用成果が上がるとまで著者は言う。

2.「投資」と「投機」の違い

投資と投機の違いは以下のとおり。

・どのような期間で投資リターンを考えるかがはっきり意識されているか
・リターンが合理的に予測できるかどうか

投機は2、3日あるいは2、3週間で大きな利益を狙うのに対して、投資は何年、何十年先まで安定して配当をもたらし、または持続的な値上がりが期待できる手法と定義されている。本書は「投機家」には何の役にも立たないと注意書きされている。

3.テクニカル分析の難しさ

テクニカル分析の難しさを集約すると、以下3点。

①タイミング :上昇シグナルが出た頃には、すでに株価は上昇している。結果、上昇後にしか買えない(高値づかみとなる)
②同注文のジレンマ:テクニカル分析を実践する人が増えるほど有用性がなくなる。もし、全員が同じ行動を取ると、利益が出ない
③手数料:トレンドが日々変わることで何度も売買するため、手数料がかさむ

 

ビジネス書は、全文を一度読むより、たった一つのポイントでも毎日読み返して自分の血肉にすることが大事。響いた点があればあなたの読書メモにも蓄積を。

 

おしまい