前回のエントリ続き。
alonewolf-memorandum.hatenablog.com
ついに、300BARに足を踏み入れる。
僕のナンパライフの幕開けの瞬間だ。
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目を瞑るとこの日を懐かしく思い出す。
ふと考える。
もしナンパを始めなかったら、僕は今頃どうしているのだろうか。
非モテなまま30そこそこになり、自分の人生を嘆いているだろうか。
お金目当ての婚活女に捕まり、ATMになっているだろうか。
考えただけで、絶望的な気分になる。
本当に、ナンパには人生を変える何かがある。
バカバカしく聞こえるかもしれないが、嘘偽りなくそう思う。
女性に困らなくなるだけでなく、
見た目が良くなる
コミュニケーション能力が上がる
自分に自信がつく
ストレス耐性が上がる
などマイナスな要素は何もない。
ナンパを始めるのに道具はいらない。
参入障壁となるのは、世間のイメージの悪さから、踏み出せない自分の心だけだ。
少しの勇気だけあればナンパは始められる。
ナンパがもっと身近なものになることを祈っている。
僕は残りの人生を、ナンパのメジャー化に捧げていきたいと考えている。
話がそれた。
狭い階段を降りるとそこは入口だ。
この店のシステムを簡単に説明する。
ステップ1:チケットを購入する。
入り口で販売している。
男性3枚、女性2枚から購入可能。
なお、10枚分、すなわち3000円分買うと1枚分余分についてくる。
ステップ2:チケットをバーカウンターで使用する。
チケット1枚をすべてのドリンク・フードメニューと交換できる。
なお、チケットはどの店舗でも利用可能。
あとは、店の中で自由に行動するのみ!
僕らはチケットをそれぞれ3枚ずつ購入した。
中の雰囲気もわからないので、最低額の投資。
バーカウンターで、早速生ビールを注文した。
立飲みスタイルなので、移動は自由だ。
店内を見回してみる。
普通の平日なので、女子の姿もまばらだ。
ふと店内の奥に、スタイルのいい若い娘2人が、こちらに背を向けてカクテルを飲んでいるのが見えた。
その娘たちをターゲットにすることにした。
この時、僕は普段とは違う、ナンパ師の眼光になっていただろう。
そっとその娘たちに近づく。
急に胸がドキドキしてきた。
無視されたらどうしようか。
それ以上に、暴言を吐かれるかも。
そんなことを思いながら歩みを進めた。
そして運命の瞬間がきた。
これ以上近づいたら怪しまれる!
勇気を出すんだ!
「ねえねえ、ここいいかな?」
これが僕のナンパライフの第一声である。
僕は産まれて初めて知らない女の子に声をかけることができたのだ!
しかも噛まずに結構流暢に言えたのだ!
やった!
よくやったぞ!
その瞬間自然と自分を褒めていた。
人間、やろうと思えばなんでもできるのだ。
大げさだが、人生の中でも、一つのことを成し遂げた非常に嬉しい瞬間だった。
まさか自分がナンパなんてできるとは思っていなかったから、本当に嬉しかった。
さて、女子たちの反応だが、
「あ、いいですよ〜^ ^」
こんなかんじで、普通に会話をスタートすることができた。
そのあとは、お決まりの
「よく来るの?」とか「仕事何してるの?」とか、他の男に聞かれ飽きたような会話をしてしまったのだが、如何せん初めてだったのでそこは許してほしい笑。
30分ほど会話し、自然とまた今度飲みに行こうという話になり、無事番号をゲットすることができた。
結局のところ、この娘とデートをしたり、抱いたりできたわけではなかったが、番号を聞くことができたこと自体、涙が出るほど嬉しかったのをよく覚えている。
一方、こんなに簡単ならなんでもっと早く始めなかったのだろう?
という気持ちが芽生えてきた。
大学時代から遊んでいる男とはもう数年の遅れを取っている。
一刻も早く他の男に追いつき、追い越せるよう女性経験を積むことを誓った。
ともかく、僕はこの日を境に生まれ変わったのである。
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<回顧してみる>
知らない女の子に声をかけるということ。
それは自分にとって間違いなく未知の領域だった。
この日、声をかけた若くて今風のかわいい女の子は、いとも簡単に会話をしてくれ、電話番号まで教えてくれた。
僕が今まで苦しんできたのはなんだったのだろうかと思う反面、ナンパには素晴らしい可能性が秘められているのではないかと惑いもなく感じた瞬間だった。
残念ながら、この子と再度会うことはなかったのだけれど、僕に可能性を感じさせてくれたこの女の子には、心から感謝を申し上げたい。
さて、ご紹介のように、300BARは男子も女子もチケットを買わないと入場できないシステムだ。
だから言い方は悪いが、いわゆる乞食女は少ないので、尚更初心者にはオススメである。
しかも使わなかったチケットは次回に持ち越せるので、人が少なかったり、お目当ての子がいなかったのであれば、すぐさま店を出てしまっても構わない。
一方、相席屋やクラブは、ビジネスモデルとして、男から高額なチャージを請求し、女性は無料にして集客を図るシステムである。
まだクラブがマシなのは、男が酒を奢らないと女子が酒にありつけないのに対し、相席屋は女子は相席の有無に限らず飲食が無料なので、相席になった瞬間に嫌な顔をして帰るような女性も少なくない。もちろん全員ではないのだけれど、こういう子が多いので僕は相席屋にいる女の子は好きになれない。相席屋はダメ女子製造機になっている気がしてならないのだ。