一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

まったく声をかけられない病

平日は週1回くらい宿泊を伴う出張に行く機会があり、今日は某地方都市に宿泊している。

ただ、夏休みということもあり、中心部のホテルは取れず、隣の市のホテルに宿泊することとなった。

しかもやっとのことで予約が取れたのは、個人経営の幹線道路沿いのビジネスホテル(しかも元ラブホw)で、コンビニにも車で行かないといけないような立地であった。

 

今日はちょっと早めにホテルに着けたので、30分ほど眠ってから車で晩飯を買いに行くことにした。

コンビニに向かう道すがら、遠くにイオンが見えたので、「田舎ではイオンがナンパスポット」という情報をふと思い出し、一眠りして体力も回復していたので、久々にガチのストナン(正確にはシチュエーションナンパ?)に望むことにした。

最近疲れ気味だったので、こうやって性欲が身体を動かすことはよい傾向である。

 

さて、残念ながらそのイオンはイオンモールイオンタウンではなく、普通のイオン(スーパーですね)だったので、家族連れとガキが群れてゲームをやっている以外は人影もまばらだったので退散。

 

グーグルマップを見ると近くにドン・キホーテ発見。

これは熱いでしょう。

田舎のナンパスポットといえばドンキ。

 

ということで秒でドン・キホーテに移動。

駐車場にはどこからこんなに人が湧くんだというくらいの車が停まっていた。

 

さぁ、ゲームのはじまりだ!(古い)

 

4階建ての中規模な店舗の中にはザ・マイルドヤンキー的な昔ながらの金髪・スウェット・サンダルを見にまとった若者が大勢いた。

男も女もグループで来ているのがほとんどの中、探すは一人で来ていて、何を探すともなくゆっくりと歩いていて、ちょっとずれた感じの女子。

 

そんな案件、こんな平日の夜になかなかいねーよな。。

と、キョロキョロしながら歩いていると、マイルドヤンキーたちにジロジロと見られる僕。

そりゃ、スーツ姿のアラフォーのオッサンが手ぶらでドンキうろついていたら怪しいわなw

 

 

そんな感じで物色を続けていると、化粧品コーナーに一人だけピンクのTシャツを来ただらしない格好の齢30くらいの女子(スト6)発見。

 

「これだ!」

 

と反射的に僕は思った。

ナンパ師で最も大切なのは「3秒ルール」である。

ターゲットを見つけたら、迷わず声かけが鉄則。

 

頭ではそうわかっていた。

 

だが、モタモタしているうちに、二度ほどその女子と目が合ってしまった。

完全に時機を逸した。

 

・・・

 

他にめぼしい案件もなく、ビールを買って撤退。

 

 

 

「声をかける」

こんな簡単なことができなくなってしまった。

今は21世紀、女に声をかけても部族の長に殺されるわけでもない。

 

こんなに自分がダメな男だと思うのも久々であった。

昔だったら声かけできたんだろうなーと思うと辛い。

 

声かけをしないと確実にスキルは衰える、そして外見も日々衰えている。

周りの男子はほぼ恋愛市場から撤退した。

僕は、かろうじてマッチングアプリのおかげで恋愛市場に生き残っているにはいる。

しかし、今日のことは正直悔しかった。

多分ここでもう一度克服しない限り、一生ストナンの世界に戻れることはない気がする。

街で女の子に声をかけられるようになれば、陸地のすべてがナンパスポットになる。

安易にマッチングアプリに逃げず、もう一度だけ街で自然と女子に声をかけられるアラフォー男になりたいと思った出張の夜である。

 

 

おしまい