一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

現実を直視することの重要性

今日は僕の小学校時代の話を少々。

 

小学生(特に男子)なんて少なからずおかしなところが誰しもあり、低学年の頃はそこまで目立つ子供ではなかった。

小学校5年生頃になると、だんだんと「周りと違うことを許さない」風潮が強まってくる。

そもそも日本の義務教育は明治時代の富国強兵制度の名残で、要は軍隊教育なんだよね。

公立中学なんて行っちゃうとまさにそう。教師の言うことが絶対。

 

さて、僕が小学校5~6年生の頃の担任は戦中生まれで、言うことを聞かないとすぐに児童に手を上げるどうしようもない老害だった。

周囲はこいつを怖がって誰も反抗しなかったが、僕だけは殴られようと胸ぐらを掴んで宙に持ち上げられようと徹底抗戦をした。

(明らかな体罰で、今の時代だったら大問題ですよね)

 

授業中に後ろから消しゴムを投げたり、足をかけたり、持病の発作が出た時に「そのまま死ね」とか言ってました。

(こちらも大問題ですね笑)

 

とまあ、僕は昔からかなりやばい少年だったのである。

そして、親に物心ついた幼少の頃から繰り返し言われていた言葉がある。

「お前は平凡だから勉強しなさい。そしてよい大学に行き、よい会社に就職しなさい。」

 

今思えば何ともすごい教育方針だなと。

この言葉は、裏返せば「夢など持つな」というものである。

どんな親でも普通、子供に夢を持たせようとするじゃないですか。

一匹狼の育った家ではそれを許さなかった。

たまに僕がブツブツ言うと、「いつか親に感謝する時が来るよ」と言っていた。

 

 

結果、素晴らしい思想教育をしてもらったと思っている。 

後半の「よい大学に行き、よい会社に就職しなさい」という部分は、現在は正解かわからないが、90年代の当時では少なくとも真っ当な発想だったに違いない。

終身雇用・年功序列がまだまだ当たり前の時代だったから。

 

そして何より感謝しているのが、前半の「平凡だから勉強しなさい」という部分。

この考え方を毎日食卓で刷り込まれていたため、小学校高学年にして超現実主義者になっていたのだ。

 

 忘れもしないのが、小学校の卒業文集の「将来の夢」のページである。

あのクソ面白くないやつだ。

周りのやつは「Jリーガー」「プロ野球選手」「総理大臣」「億万長者」など目をキラキラと輝かせて書いていた。

もう中学に入る直前だぞ?お前なんかがなれるわけないだろw

と僕はそれらを見てバカにしていた。

 

僕は迷わず、母上の教育方針に沿ってこう書いた。

「一流大学を卒業し、会社員になり年収1,000万稼ぐ」

 

小学校6年生の回答としては完璧じゃないですか?笑

我ながらすばらしいなと。

この頃には大学の偏差値とかも調べ始めてましたからね。

本当に現実をよく見ていたと思いますよ。

 

しかし、この夢は担任の「検閲」に引っかかり職員室に呼ばれました。

「直せ」・「直さない」の押し問答の末、強制的に書き変えられる結果に。

かわいくなくて、気に入らない回答だったんでしょうな笑。

なんだかよく覚えていませんが、次になりたいものは何かと聞かれ「芸能人」と答えると即採用されました。

(今でもちょっと芸能人にはなりたいですが笑)

 

とにかく、僕は小学校の頃からしっかりと数字を根拠に現実を見ることができる子供でした。

Jリーグの新人数の合計と早稲田大学の新入生の数を親に聞いたりして、早稲田行く方が絶対楽じゃんかって思ってましたもん笑

早稲田だめでも、慶應あるしな~そしたら一流大学とか余裕じゃんとか。

 

 

さて、ここからはまた悪口になります。

いるんですよ。30代にもなって、まだ夢とか語っちゃうやつ。

「俺はまだこんなところで終わるような男じゃないんだ~」とか言っちゃって。

そういうやつに限って赤提灯で酒飲んでくだ巻いてるから救いようないよ。

ビジョン持っているやつは酒なんて飲まずに帰って動いているから。

 

30代になったら自分の実力と経験を客観的に把握して、やりたいことに向かって努力するしかないんだよな。

幼い頃から人一倍現実を見る能力を磨けてきたのはよかったと思ってます。

 

 

結局、今日何が言いたかったかというと、現実を直視することの重要性僕は昔から性格が歪んでいたということ笑。

 

 

おしまい