僕は東京都内の公立小中学校出身のアラフォー世代である。
先日、会社の空調の調子が悪くなり、窓を開けたりして暑さを凌いだ日があったのだが、そのとき部屋に入ってくる爽やかな風を感じながら、小中学校時代の教室の風景が思い出された。
この一日だけでも暑くて死にそうだったが、僕が小学生の頃は、音楽室や美術室などの特別教室を除いてクーラーはなかったのだ。
職員室が涼しくて、いつも先生だけずるいと思ったものだ。
あれからはや30年。
どうせ公立の小中学校になんかクーラー付いてないだろと思って調べてみたら、意外な結果が。
全国の公立学校の空調(冷房)設置率は約50%
文部科学省が約3年に一度調査している「公立学校施設の空調(冷房)設備設置状況調査」によると以下のような結果がわかった。
まじかよ。こんなに普及が進んでいるとは。。
現在、公立小中学校の普通教室の空調(冷房)の普及率は49.6%。
特に、平成22年(16.0%)から平成29年までの7年間の伸びが顕著である。
約20年前(平成10年)までは全国の公立学校の普通教室で空調(冷房)が設置されていたのはたった3.7%だった。
僕はさらに少し前の人なので、これよりも低かったことだろう。
ちなみ東京都は・・・
そして、この資料の後半部分に目を通し愕然とした。
東京 普通教室 99.9%
見間違いかと思いましたよ。
東京 普通教室 99.9%
東京 普通教室 99.9%
東京 普通教室 99.9%
おいおい、東京都普通教室99.9%かよ。
全国ダントツだよ。
めちゃくちゃ暑い中、外でサッカーとかドッジボールやって、チャイムが鳴って走って教室に戻って、汗止まらない中で授業受けたのに、今の小学生たちのなんと恵まれてることか。
昭和&平成ひと桁で育ったおっちゃんとは違いますね。
やっぱり時代の変化って素晴らしい。
「昔は良かった」「昔はこうだった」とかいう某「喝!」みたいな老害は多いけど、こういうところ一つとってもやっぱり昔より今の方がいいに決まっている。
ただ、明らかに東京より暑くて雨の少ない愛媛で設置率5.9%ですか。
熱中症で児童が死んでしまったらどうするんでしょうね。
そういえば昔は授業中水も飲めなかったけど、今は飲水とかできるようになっているんでしょうかね。脱水症状とか命に関わりますからね。
脱線するけど、昔は授業中トイレも行かせてもらえなかったけど、今だと体罰になるらしい。
当たり前の話ですよね。いい時代になったものです。
おしまい