読書は基本的に電子書籍派の一匹狼ですが、新品で購入した紙の本はかなりキレイに使いたい願望が強いです。
そこで、今日はできる限り本を傷ませず、キレイな状態に保つために、僕が普段していることをご紹介します。
1.読む時の注意点
●手を洗ってから読む
読むときは必ずハンドソープや石鹸で手を洗ってから読みましょう。手垢や油が付着していると本を汚す大きな原因になります。手を洗った後でも、飲食しながら読むのでは手を洗っていないのと同じです。飲み物だけを飲んでいる時はいいですが、ポテトチップスなどを食べている時は、手についた油がページをめくるときに本についてしまいます。また、外出先で読む場合も、ベタベタしたものを触った後でないかなど、確認してから読みましょう。
●ページを開き過ぎない
ページを開くときに強く開きすぎると、背表紙が割れてしまい、開きグセがついてしまいます。こうなってしまうと修復の方法はないので、開き過ぎには充分に注意しましょう。
なお、本の正しい開き方なるものもあるようです。
参考:知っている人はやっている!本が長持ちする開き方 - ブックオフオンラインコラム
●開いたまま机に伏せない
開いたまま机に伏せた場合も、開きグセがついてしまいますので、やらないようにしましょう。なお、この程度の場合は、上に辞書など重たいものを乗せ、放置すれば直ることがあります。
●手汗に注意
手汗にも要注意です。手汗がひどいと、ページに置いている親指部分がヨレヨレになり、読み終えた本を閉じると、先ほどまでピシッと揃っていたページたちが波打っていたりして、落ち込むことも。手汗対策にオススメなのは、ハンドタオルを横に置いておくことです。手汗がひどいなと思ったら、ハンドタオルでこまめに汗を拭き取りながら読書を楽しみましょう。
●書き込みもオススメしない
記憶の定着のために書き込みやマーキングを勧めているビジネス書もありますので、ここは意見が別れるところかと思いますが、きれいに保管するという観点では、オススメしません。僕は以前、二度目に読み返すときに、自分の汚い字の書き込みを見ると読み返す気が失せましたし、後々振り返ると不要な場所にマーキングしてあって後悔することもありました。
書き込みやマーキングの代わりに付箋を使うといいと思います。付箋であれば、後に自分の中でその知識が常識になったら剥がせばよし。そうすれば本自体はきれいなままです。どうしても書き込みをしたければ、太めの付箋を貼って書き込めば事足ります。
2.持ち歩く時の注意点
●ブックカバーを必ず付ける
持ち歩く際にはブックカバーをつけましょう。サイズが合わないと本を変形させてしまう可能性がありますが、ぴったりしたサイズのものであれば、大方の傷から守ってくれます。
書店で購入する場合はレジで付けてもらえばいいです。アマゾンなどで購入した場合は、クラフト紙で自作できます。
ブックカバーの折り方はこちら。
参考:【保存版】ブックカバーのずれない折り方 - ブックオフオンラインコラム
ビジネス書サイズであればA3のクラフト紙がピッタリです。僕はアマゾンで購入したクラフト紙を利用しています。
加えて、ブックカバーは、電車内などで読むときにも周囲の人に何の本を読んでいるか知られなくて済む効果もあります。
ただ、汚れや水分に対する耐性は低いため、次のビニール袋と必ず合わせ技で使いましょう。
●カバンに直入れしない
カバンに直入れすると、カバン内の他のモノの汚れがついたり、他のモノとぶつかって折れたり、ペットボトルなどの水分が溢れたりと、大きなリスクがあります。書店で購入する際に入れてもらえるビニール袋でいいので、必ずビニール袋に入れましょう。
●背表紙を下にする
背表紙を上にしてカバンに入れると、カバンを置いたときにページが広がったり、折り目がついたりしてしまう恐れがあります。背表紙を下にしてカバンに入れるようにしましょう。
3.保管時の注意点
●ビニール袋に入れる
最後に家で保管する際の注意点をお伝えします。
まず、持ち歩く時と同様に、ビニール袋に入れるということです。家の中には目に見えないホコリが舞っていますし、夏場は湿気も多いです。また、日焼けの原因となる紫外線は蛍光灯にも含まれています。それらの敵から守るためにもビニール袋に入れての保管をオススメします。
●ホコリのつかない場所に置く
ビニール袋に入れた上で、ホコリのつかない場所に保管しておけば完璧です。僕はベッド下の収納に入れていますが、入りきらない本はダンボールに保管しています。
いかがだったでしょうか。
本をキレイな状態のままで楽しみたい場合は、今回ご紹介したようなシンプルな方法を試してみてください。
一方、中古本を格安で買えた場合はこの限りではありません。100円や200円で買えた本は、割とぞんざいに扱っても心が痛まないはずです。中にはお宝本もあるので、ぜひ休みの日にはブックオフ巡りをしてみてほしいです。閉店間際は人が少ないはずです。外回りの営業の人は平日の昼間もオススメ。
おしまい