FXはギャンブル!
FXで自己破産!
など、FXについてこうした危険なイメージをお持ちの方は多いのではないかと思う。
なぜ危険かというと、FXは仕組的に「証拠金」というお金を入れることで、自分が持っているお金よりもずっと大きなお金を動かすことができるからである。これがいわゆる「レバレッジ」である。ロバート・キヨサキ先生も大好きなレバレッジだ。
前回の記事で書いたように、レバレッジは単純に借金なので、この仕組みを使って投資(投機だが)をするのは僕は反対の立場である。
さて、FXのレバレッジは現在、日本では25倍までかけることができる。100万円の元手があれば、2500万円分の取引ができてしまうということである。こう聞いただけでかなりのリスクを感じていただけるのではないだろうか。
ただ、ここで強調しておきたいのは、FXは、必要であればレバレッジをかける選択肢もあるよということに過ぎず、心配ならレバレッジ1倍(借金なし)でやってもいいわけで。そして、トレードの対象はドルなど普通の外貨に過ぎないのだ。
実は、FXはレバレッジを1倍にすることで普通の外貨預金と同じになり、かつ銀行の外貨預金より利息(FXではスワップポイントという)もはるかに高く、取引手数料も無料の会社がほとんどだ(FXはスプレッドという為替手数料がかかるのみ)。こうした仕組みを知っているだけで、外貨取引のコストを大幅に節約できる。
レバレッジ1倍にする人は長期保持目的のことが多く、取引の回数が極端に少ないため、為替手数料が稼げないからFX会社泣かせなのである。FX会社泣かせということは、こちらが笑える有利な状況ということだ。
銀行で外貨預金する人は、情弱と言わざるを得ない。
たとえばみずほ銀行の外貨預金を見てみよう。
米ドルの金利は0.1%である。
引用:https://www.mizuhobank.co.jp/rate_fee/rate_interest.html
為替手数料は窓口だと1ドルにつき2円。たけー・・。
引用:https://www.mizuhobank.co.jp/setsumeisho/pdf/g_futsu.pdf
FXでは「スワップポイント」と名称が変わるものの、要するにこれが金利である。
2020年3月中旬の他ブログからの引用となるが、DMMFXでは、10,000米ドルにつき毎日32円のスワップが付く。
当時の1ドルがだいたい107円くらいだったので、1,070,000円に毎日32円の利息が付与される。年間にすると11,680円となる。年間の利率にすると、1.10%となる。
為替手数料は、0.2銭。
引用:https://fx-megabank.com/high-interest-rates/usdjpy-swap/
まとめると、こんな感じ。
みずほ | DMMFX | |
---|---|---|
金利 | 0.10% | 1.10% |
手数料 | 2円 | 0.2銭 |
FXだと、金利は11倍、手数料はなんと1000分の1で済む。
銀行さん、こんな商売してていいんかねぇ・・。
どう考えてもFX口座で買ったほうがいい。
レバレッジ1倍ならリスクも同じ。
やっぱり、銀行の窓口に近づいちゃいかんといういつもの話になるのだ。
おしまい