一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

戦略的無能のススメ

こんばんは。

今日も19時半まで残業してしまいましたので、その後のジムが身体に堪えました。

会社を出るのが18時台なのと19時台なのとでは、家に帰ってからの疲労感がだいぶ違うな・・。

無理するとまた身体を壊すので、明日は17時台に帰りたいと思います。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

1.時事ネタピックアップ

 

楽天出店者が排除措置要請 違反点数制度など、公取委

https://bit.ly/3gbRhWD

 

気持ちはわかるが、楽天のプラットフォームを使っている以上、そのルールに従わざるを得ないのではないだろうか。自責マインドってやつ。楽天からしたら、イヤなら自分でECサイト作れば?で終わりだよね。

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

2.本日の一匹狼語り

 

【戦略的無能のススメ】

サラリーマンの義務の一環として、先日上司とサシ飲みに行ってきた。

多くの日本企業では、上司からの評価一つで人事評価が決まってしまうため、上司から「かわいいやつ」と思われるに越したことはない。

僕は、出世というよりは、所属での居心地の良さと、可能な限り人事異動を避けるという観点で、上司との関係は良好にキープするように努力している。

今日は、あまり労力を注がずに上司と上手に付き合っていくコツを書いておきたい。

 

僕は普段は17時台に帰っているし、直行直帰も連発しており、致命的ではないにしろたまにミスもするが、提出物を早めに出すとか、些細なホウレンソウも欠かさないとか、上司が決めたことに不満を言わないとか、最低限抑えるところは抑えているため、それなりに上司の評価は得ている(と思う)。逆に言えば、どんなに実績を出していても、こういう基礎的な動きができないとまずい。

特に同僚で嫌われているのが、頭が切れるぶって上司や他部署となにかと議論しようとするやつだ。たしかにそいつは間違いなく頭がいいのだが、あなたが上司の立場になった時にそういう協調性の欠けた部下を上に上げてやろうと思うだろうか。

 

社内でのポジションとしてオススメなのは、「ちょっとダメなやつだけど、憎めない」くらいのキャラだ。

優等生キャラ・優しいキャラだと、何か頼まれた時に断りにくくなるし、先ほどの頭切れる系のキャラだと、他人のミスに普段つけ込んでいる分、常に自分もミスが許されなくなり、しんどい思いをする。

なので、先ほど挙げたような、最低限サラリーマンとしての所作を抑えている「無害なヤツ」を目指すのがとてもコスパがいいと思う。

 

ピーターの法則」という面白い法則がある。この法則は日本企業によく当てはまる法則なので覚えておいてほしい。この法則を簡単に要約するとこうだ。

 

・人は能力の限界まで出世する。

・出世したポジションで必ずしも有能であるとは限らないので、そこで無能だと判断された人はそのポジションに留まる。これが繰り返されることによって、各ポジションは無能な人間で埋め尽くされる。

・組織の仕事は、まだ出世の余地のある、無能レベルに達していない人たちによって進められ、機能していく。

 

たとえば、営業担当というプレーヤーとしては優秀だった人間も、営業部門の管理職になるとその仕事をうまく行えるとは限らない。優秀だったプレーヤーもそのポジションでは無能と判断され、そこで出世は止まってしまう。

一方で、管理職の業務を無難にこなせる人間も存在し、そうした人間は、さらに一段高い管理職(営業部長クラス)に登用される。しかし、ここでも、再び良いパフォーマンスを出せるとは限らない。4〜5人程度のプレーヤーの管理は得意だった人間も、何人かの管理職を介した数十人規模の管理をしなくてはならなくなった途端に行き詰まり、パフォーマンスを残せないこともあるからだ。

こうして、会社の各階層は出世できなくなった無能な人間で埋め尽くされてしまうという話なのだが、あなたの会社にも思い当たることはないだろうか。

 

ピーターの法則のポイントは、一番最後の「組織の仕事は、まだ出世の余地のある、無能レベルに達していない人たちによって進められ、機能していく」という点である。

この法則を逆手に取って、昇進を避け、現在の職位にとどまることを選択すればいいのだ。

昇進せずに現職にとどまれば、いつまでも活躍を続けられる。しかし、そのままでいるには、自らを「無能」として振る舞う必要がある。このようなケースを本書では「創造的無能」と呼んでいるが、僕は「戦略的無能」と呼んでいる。

このように職場で振る舞えば、常に活躍し続けられるので、自己肯定感が下がることもないし、できない(無能な)フリをすることで、気の進まない仕事も避けることができるのだ。

 

先日の飲み会で、上司が思いつきで壮大な負荷がかかる仕事を思いついて僕に振ろうとしてきた。

とっさに僕はこのように答えた。

 

いやー、自分あまり頭の回転よくないので、そういうのはちょっとできないですね(ニコ)。

 

これはもちろん本音でもあるが、サラリーマンとしては、とりあえず「できます!」と回答してから、やり方を考えるのが正解とされているだろう。

しかし、このように「無能」として振る舞ったことで、上司としては、

 

そうか、まあ自分のことを客観的に見れていてよいな。

 

とその場で仕事はなくなり、謎に褒められた(笑)。

これを安易に引き受けてしまい、上手く遂行できなかったら、どちらにしても「無能」認定されるだけなので、負荷が強そうな仕事は最初から断るに限るのだ。

 

ということで、今日はピーターの法則をご紹介した。

あなたも職場で「戦略的無能」として振る舞うことで、居心地のいいポジションの確保に努めてみてはどうだろうか。

 

 

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

3.一匹狼の好きな言葉 

 

【時間の使い方を見直してみよう】

ビールを飲んで酔っぱらっている時間と、物件を検索する時間はトレードオフです。ポテトチップスを食べながらテレビを見ている時間と、読書をする時間はトレードオフです。会社の仲間と愚痴を言っている時間と、勉強会に行く時間はトレードオフです。

──ポール『手取り17万円の勤め人が「僕ちゃん天才」と言い始めたら年2400万円稼げた超成功法則』より

 

 

 

おしまい