一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

就活を二ヶ月しかしなかった

こんばんは。

今朝は出張で泊まりの朝だったので、8時半くらいまでぐっすりホテルで寝ていました。

日中は漠然と気が進まなかったので、取引先からの電話も留守電にして出ず、車でダラダラとオーディオブックを聴いて過ごしました。

これで、割とびっくりな固定給をもらえるので、どこまでもこのポジションにぶら下がりたいと思います。

 

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1.時事ネタピックアップ

 

IOCバッハ会長 東京五輪は安全な環境下でのみ開催

https://bit.ly/2Rcraor

 

元々人混みは大嫌いだし、自分が住んでる街に一時的とはいえ外国人がたくさん来るのも嫌なので、個人的にオリンピックは中止でよい。中止で大不況になって、株価・不動産価格が暴落したところでそれらを購入して一財産築きたい。

 

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2.本日の一匹狼語り

 

【就活を二ヶ月しかしなかった】

 

今日は自分語りを少し。

 

大学時代は天国だった。

入学早々サークルでイケてない先輩から暴行を受け除名されてからというもの(今思えば殴り返してやればよかった)、友達も作らずひたすら本を読んで過ごした。それなりに勉強もしっかりやった。大学は講義に出るも出ないも自分の意思次第である。面白くない講義は出ず図書館に籠るのも、家で寝ているのも自由である。このように自分の気分に応じて行動を選択できる大学生活はとても自分の性に合っていた。

勉強に関しては、大学の講義は興味の端緒になるくらいで(実際教科書も講義もわかりづらい)、そこからは市販の入門書を買い、さらに興味がある分野については専門書に移っていくという形で知識を増やしていった。こういった学習意欲旺盛な学生は僕の大学にはほとんどいなかった。

4月にやる気に満ち溢れていた学生も、夏休み前には8割の学生は講義に出なくなり、サークルで青春を謳歌するようになる。僕は群れることが大の苦手だったので、周りの学生が海に行ったり雪山に行っている間に、せっせと勉強した。

当時付き合っていた彼女はこうした僕の群れない一匹狼感と向上心を評価してくれたみたいだ。いつの時代も見る目のある女性はいるものである。

 

残念ながら、こうした「天国」的な生活をいつまでも続けるわけにはいかない。ぶっちゃけ、ギリギリまで続けていたのだが、大学3年の2月に重い腰を上げて就職活動というものを始めた。さすがに就職先を探すために留年して、親に学費を一年分余計に払ってもらうわけにはいかないと思ったからだ。

それにしても、意識高い系の学生は夏休み前から就活のイベントに行っていたようだ。僕からしたら「狂っている」としか思えなかった。だって、大学って学問を学ぶところだろう?

手始めに一度就職セミナーというものに行ってから、ダイヤ〇ンド社の『絶対〇定』という本で自己分析というものをやってみた。

自己分析の結果、僕は「働かずにブラブラしたい」ということがわかった。これでは就職活動は先に進まない。

『絶対〇定』はゴミ箱に捨て、とにかく内定をくれそうな企業に片っ端から応募することにした。就活は「数のゲーム」だと思ったからだ。この考え方はのちにハマるナンパにも大いに役立った。結局就活も最後は人と人とのマッチングだから、単純にアプローチする母数を増やせば成功率が上がるのは当たり前だ。

 

そうすると、一つ一つの企業を知るのに時間はかけていられない。

なんとか効率よく応募書類を作成する方法はないかと考えていたところ、仲良くしてくれていた数少ないゼミの先輩が、自分の使ったエントリーシートの質問と回答の一覧を提供してくれた。その先輩は某テレビ局に就職され、今は出世されている。

どの会社でも使えそうな志望動機を数パターン、自分の長所・短所、学生時代に頑張ったことなど、企業からのよくある質問を、自分用に少し加工して、インターネットでエントリーシートを受け付けている企業に限って提出した。今はどうか知らないが、当時は手書きの書類を必要とされる企業が多かった。僕としては落ちる可能性が高い書類を手書きで懇切丁寧に書くなんてバカバカしくてやってられなかった。まあ、この時点でやるゼロである。

 

結果はあっけないもので、3月下旬から3回ほど面接を受けた某企業から4月3日に内定が出た。

応接室で人事部長と握手したとき、「なんなんだこれは」と本気で思ったものだ。

こんなやる気のない人間に内定を出すような見る目のない会社で働くのは嫌だというパラドックスにも似た気持ちが一瞬よぎったが、自分に大志があるわけでもなく、ぶっちゃけどこの会社でも変わらないと思ったし、一刻も早く大学という「天国」に戻りたかったため、その会社に就職することに決めた。

その会社で今もうだつの上がらない勤め人を続けている。

 

ピーター・ドラッカー「最初の仕事はくじ引き」と言っていた。自分のやりたいことや得意なことがわかった人、上司や先輩の無能っぷりに落胆した人はどんどん転職していった。しかし、年収が上がるような「成功」と呼べる転職ができた人は少ないように思える。

結局、僕のように就活を二ヶ月しかしないような意識低い系の人間こそサラリーマンに向いているのかもしれない。自分で「会社を変えたい」とか「おかしいことはおかしいと言う」みたいな気持ちはまったくないので、実際、それが逆に上司からしたら使い勝手がいいらしい。

いまだにサラリーマンは「なんなんだこれは」と思うことばかりである。

 

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3.一匹狼の好きな言葉 

 

【反応を選択する】

私たちは自分の身に起こったことで傷つくのではない。その出来事に対する自分の反応によって傷つくのである。

──ティーブン・R・コヴィー『7つの習慣』より

 

 

 

おしまい