一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

選択肢が限定されると決断できる

何の話かと言うと、今日は人生の分岐点に立った時の話だ。

選択肢がありすぎたり、たらればを言えてしまう状況のままだと、なかなか人間は決断できないし、決断後に後悔が生まれやすいものだと思っている。

 

思い返してみると、私自身が大きな決断を迎えたのは、大学入試、就職活動、そして今回の転職活動かなと思う。

私は、岐路に立った時、(可能性がゼロに近いものも含め)手当たり次第に可能性にチャレンジするように心がけている。

 

大学で特に学びたいことがなかったので、自宅から通学可能圏内の学校を偏差値順に受けたし、就活も特にやりたいことがなかったので、一定以上の年収が約束されるJTCを業種に関係なく受けた。

就活について付け加えると、JTCの中でもいわゆるジョブローテーションとか異動希望の出しやすい企業を選ぶようにした。自分が管理部門・企画部門・事務部門・営業部門のいずれに適性があるのか、学生生活を送る中では想像もできなかったからだ(今でも、学生に自己分析をやらせる風潮は本当にクソだと思う)。

 

時は流れ、社会人を15年ほどやって、自分が相対的に得意なのは法人営業だなーと思ったので、今度は法人営業を軸に幅広い業種を手当たり次第に受けている(逆に同業は顔が知れ渡っているし、仕事の幅が広がらないのでやめている)。当然、ほとんどが書類で落とされるのだが、興味のもってもらえるありがたい企業様とも出会える。

 

当然、大学受験も就活も(もちろん転職も)全部合格したわけではないので、結局その限られた選択肢の中から意思決定をしていかないといけない。

これが、最初から候補を絞ってしまうと、やっぱり⚫︎⚫︎受けた方がよかったかな? と後から後悔する可能性ががあったり、最悪全滅する可能性だってある。

 

だから、自分の許容できる範囲で可能性の網を広くかけにいき、引っかかったオプションの中から最も条件の良いものを選択するという思考が最も合理的だと思っている。なんか、ナンパ師的な発想だな(笑)。

まあ、私の転職活動についていうと、今のところ何も引っかからずに難航しているのだが、であれば現職に残るという選択も気持ちよくできると思うので、この考え方は大事だと思っている。

 

おしまい