一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

CA社女性初の専務執行役員に学ぶ「凡庸力」

今日は新R25の記事をご紹介。

 

なぜサイバーエージェント女性初の専務執行役員は「居心地よく仕事してた」だけで次々と昇進できた?

https://bit.ly/3po8Wim

 

この記事に出てくる石田裕子さんは、2004年にサイバーエージェントに新卒入社し、2016年より同社執行役員、2020年より専務執行役員を務めている方です。

僕よりいくつか歳上ではあるんですが、あの有名なCA社で30代で専務執行役員ですよ。スゴすぎます(笑)。自分の送っている平凡な人生に劣等感を禁じえませんでした。

本記事では、そのスゴいキャリアを切り開いたコツのようなものが書かれているので、紹介したいと思います。

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詳しくは記事を読んでいただきたいのですが、石田さんの仕事術をまとまると以下の4点に集約できます。

①スキマ時間の有効活用
②昇進意欲を持たない
③無理をしない範囲で振り返る
④とにかくやってみる

 

僕が特に膝を打ったのは、2点目の「昇進意欲を持たない」という部分。

昇進意欲の強い人は、ミスを叱責されると「自分が否定された」「道が断たれた」と思い込み、めちゃくちゃ落ち込んでしまう傾向にあると。

まーあるあるですよね。それで、言い訳したり、他人のせいにしたりするヤツ。

これ、客観的に見ると非常にカッコ悪いし、人事評価的にも逆効果なんですよね。

 

一方、石田さんは昇進したいとかすごいキャリアを歩みたいということは全然思っておらず、あくまで自分が居心地よく働ければOKと思って仕事をされている。

だから、怒られても「ああ、おっしゃる通りですね」「指摘されたところを改善しよう」と素直に受け入れることができると。なるほど。

これ、上司や先輩から見たらとても気持ちがいい部下・後輩像ですよね。

逆説的ですが、だからこそ良い評価につながるということなのでしょう。

 

がんばっても報われないこともあるし、がんばらなくても報われることもあるというのが世の常なので、あまりガツガツせずに石田さんのようなメンタルで仕事と向き合うのがいいのではないでしょうか。

 

その他にも、「コーヒーを待つ間も仕事する」「“たまにはのんびりしたい”という感覚がない」とホリエモンばりの多動力を発揮していたり、落ち込まないための自分なりのメンタル術を持っていたりするようだ。

 

ちなみにこの方は自身のこうした能力を「凡庸力」と読んでいるらしい。

いやいや、全然凡庸じゃないですけどね(笑)。

 

ここからは話が脱線しますが、サイバーエージェントといえば、ノリ、ハードワーク、忠誠心が求められるなど、ある種の宗教的な社風で有名です。

一方、ネット上の情報で年収を調べると、あまり年収が高くないんですよね。

これって、藤田社長が非常に上手く「やりがい搾取」の環境を作り上げていますよね(言い方は悪いですが)。

そんな宗教的団結が強さにつながっているところは間違いないのでしょうが、公私を明確に峻別し、仕事は最低限(その範囲内で昇給・昇格を目指す)と割り切りたい僕には絶対働けない会社だなあ・・と思いました。

こういう企業でバリバリ働ける人を心底羨ましくは思いますけどね(皮肉ではありません)。でも、僕には無理なので、今のお堅い日系大企業で、仕事は適度にやっていけばいいなと思っています。

 

おしまい