住宅ローン減税の延長がなされるとニュースになっていた。
住まいは完全賃貸派の僕ですが、住宅ローンの減税は宅建試験の税科目で一応範囲に入っているので、目に入ってきたニュースである。
この制度、年末のローン残高(上限4000万円)の1%を所得税などから控除できるという制度なのだが、めっちゃ微妙じゃないですか?(笑)
なにが微妙かって言うと、金額が小さすぎるという話。
で、10年間で400万円が上限で控除できたのが、特例で13年間で480万円まで控除できるようになっていて、その特例が延長される見込みということで騒がれているのだ。
4000万円以上の借金を背負っていても毎年40万円までしか控除できないという話で、こんな制度になんの魅力があるのかさっぱり理解できないのである。
近年は住宅ローン金利が1%を下回っており、いわゆる「逆ざや」状態が続いているとのことだが、こうした歪な状態に対しては早々にテコ入れが入るだろう。
まあ、住宅ローン控除なんて簡単に言うと政治家と建築・不動産・金融業界との利権が絡みまくっていて、ナゾの新築信仰を支える忌まわしき制度の一つである。処女信仰みたいなもんである。
まあ、誰の手垢もついていないキレイな家を4000万円で購入するのはいいが、多額の借金を背負っていると人生の大事な局面で勝負したり逃げたりすることがほとんどできなくなると思うので、そういった荷物は背負いたくないというのが僕のポリシーなのである。
ちなみに、数ヶ月前に隣か上下の部屋のどこかに知的障害のある人が引っ越してきているらしく、決して差別する気はないんだけど、寝れないんですよね。夜大声で騒ぐから。
そんなことを考えてみると、暴力団が同じマンションに引っ越してくる可能性もゼロではないし、新興宗教の教団本部なんて近くにできた日には最悪である。
住居が固定されてしまう家を買うリスクってとても大きいな、と。
家を買うこと自体は必ずしも全否定しておらず、問題視しているのは、身の丈に合わない借金をするということである。
空家問題が深刻化する中、ワタクシは低廉な価格の空き家をニコニコ現金払で1件購入して、会社から支給される住宅手当を増額してもらうとともに、空き家の方は最低限の修繕をして貸すということを直近の目標にしております。これ、利回りが50%くらい取れそうなんですよね。
既に住宅ローン控除の13年分の上限額である480万円は2年弱の間に現金で貯めてしまいました(^o^)v
おしまい