「他人の悪口を言わない」
こんな男は同性から見ても魅力的なので、これを毎年元旦に一年の計として打ち立てるのだが、まだ未熟者のワタクシは、ついウッカリ他人のことを悪く言ってしまうことがある。
特に、勤め先の会社の飲み会になると、話題の約8割を悪口(愚痴含む)が占める。僕の勤め先が異常な占率なのかもしれないが、どこの会社の飲み会でも多かれ少なかれ悪口が飛び交っているのではないだろうか。こういった場で全く他人の悪口を言わないというのはなかなか難しいものだ。
だが、最近改めて悪口はやめておきたいと思った興味深いデータがある。
東フィンランド大学のある研究によると、世間や他人に対する皮肉・批判度の高い人は認知症のリスクが3倍、死亡率が1.4倍も高い結果となったということだ。
悪口を言うと、快楽ホルモンであるドーパミンと同時に、ストレスがかかったときに出るホルモンである「コルチゾール」が分泌されるので、ストレス発散目的で行う「悪口を言う」ことで、逆に自分にストレスを与えて傷つけているということらしい。
どうしてそんなことになるかというと、人間の脳は「主語」を理解できないから。
他人の悪口を言った場合、その悪い情報の主語が誰なのかを認識ができないので、脳は自分自身を悪く言っていると判断してしまう。それが大きなストレスとなってのしかかり、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が起こるというメカニズムなのだとか。
まあ、こんな科学的な話をするまでもなく、悪口を言いまくった後は、なんとなくネガティブな気持ちになるし、自己嫌悪にも陥りかねないので、精神衛生的にやめておいた方がいいだろう。
SNSや知人とのLINEなども悪口や批判で溢れかえっているので、やっぱり人生は一匹狼に生きるのがオススメだ。他人との関わりは必要最低限でいいのだ。
読書を通じて成功者・過去の偉人たちと対話をし、日記を通じて自分と対話をする、そんな孤独で生産的な毎日を送りたいものである。
おしまい