一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

【アポ】取引先の女の子(24)

今日は少し前の記事で書いた、取引先の女の子とのアポだった。

 

〈スペック〉
職業:OL
年齢:24歳
きっかけ:仕事
タイプ:広瀬アリス
スタイル:155センチ、痩せ型
スト値:7
経費:7000円

 

この子は

・田舎で育って

かつ

・田舎にそのまま住み続けている

という、僕の経験上ほとんど接点がなかった属性の女子だ。

田舎出身の子はこれまでもたくさん知り合ってきたが、だいたい東京・神奈川・埼玉・千葉に引っ越して来た後に出会う形になっているので、生粋の田舎娘と知り合う機会はほとんどない。

 

地元の高校・大学を卒業して、地元の大企業に就職。

そんな女の子の生態が気になり、出張のタイミングでアポを取ったのだ。

夕食アポだったが、当方車なので酒も飲めず、「あわよくば」という気持ちもゼロではなかったものの、基本的には興味本位でのアポだった。

 

元々かわいくて気が使える印象だったが、まず会うなり「今日はありがとうございます」と言い、お土産(地元名物)を持たせてくれた。東京では経験したことないよね。

地元で有名なイタリアンでアルコール抜きで3000円のコース。ナンパした女子はこんなところ連れていかない(笑)

 

育ったこの街の話、家族の話、趣味の話、仕事・同僚の話など、職場ではなかなか聞けない話を色々と教えてもらった。

そして、年頃の女子が大好きな恋愛トーク

彼氏は高校でなんちゃって彼氏と付き合ってから、大学4年間いなかったのだと。

やっと社会人になってからできた彼氏とも半年前に別れ、今は友達の紹介で知り合った別の男に片思いをしているようだ。

田舎での出会いとなると、狭いコミュニティ内か紹介(合コン)かマッチングアプリくらいしかなく、アプリは怖いから絶対にやらないと言っていた。

 

今惚れている男は知人の紹介で知り合った県外から転勤してきた同い年の男で、4回もデートしたのに手しか繋いでおらず、次アポが取れていないまま2ヶ月近く経過しているとのことだ。

それって脈なしなんじゃね・・? と単純に思ってしまったが、本当に好きだから自分からメッセージを送るべきか否か・・という話を顔を赤らめながら延々と語っていた。

 

そんな感じでがっつり3時間半恋愛トークに付き合ったのだが、こちらもこちらでサービス精神を発揮して、外見・内面を褒めまくった。

今までの恋愛経験をもってすれば、攻略は難しくないだろう。

とにかく良く言えば謙虚・悪く言えば自己肯定感が低い子なので、あなたはそのままでも十分素晴らしいということを伝えてあげた。まあ、実際そうだしね。

結婚するなら、この子のような女性がいい。

 

途中で、一匹狼に対し、

・若く見えるしかっこいい
・肌がすごいキレイ
・まだ帰りたくない、今帰ると寂しい
・(実家住まいだが)帰るのは何時でもよい

など、一般的にIOIと言われるものを感じ、一瞬口説き倒してしまおうか迷ったが、この子は他の男と幸せになるべきなんだと心から思ったので、手を出すのはやめておいた。

まだ24歳だし、この先色んな男に狙われて、きっと騙されたり失敗もするんだろうけど、その失敗の原因を僕が作る必要はないと思ったのだ。

 

帰ろうか。

 

実家(地元名士の豪邸)の前まで車で送り届け、Uターンしようと思って車の向きを変えると、彼女が遠くからこちらを見ていた。

 

僕は窓を開けて

おーい、どうしたの?

と聞くと、

 

見送ろうと思ったんです! 一匹狼さんを!

と、満面の笑みでこちらに微笑みかけている。

 

じゃあね

 

 

 

僕がコンビニに車を停めてコーヒーを買っていると、

 

今日はごちそうさまでした。
楽しく幸せなひとときでした!
また、ぜひ一緒にご飯行きましょう!!

とLINEが来た。

 

まあ、2人で会うのはこれが最後かな。

彼女と恋仲になって結婚するような人生も悪くないのだろうが、なぜか想像することができなかった。

 

実は世間の恋愛の多くってこういう感じだったりして。

ナンパ界隈とか恋愛工学とかを見て僕は麻痺しているんだけど、意外とこれがノーマルなのかも。

そんなことを感じさせる田舎娘とのアポだった。

 

おしまい