一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

中毒性のあるロックな銀行員から学ぶこと

先日、Twitterでフォローしている田端慎太郎さんがリツイートしたツイートにて、ロックな銀行員を発見。

 

この破天荒な若者は、1997年に経営破綻した北海道拓殖銀行の行員だった方(当時26)だ。

「どいつもこいつも馬鹿だからさ。潰れて当然なんだよ、こんなくそ銀行悪いけど。遅いぐらいなんだ、もっと前に潰れるべきだった。ゴミだよ、この銀行は。フッ、ゴミ。ダイナマイト爆破かなんかしてブルドーザーで片した方が良い」

世界で一番会社を憎んでいる日本のサラリーマンにとって、まさしく薬となるようなスカッとする動画である。26歳にしてこの大胆さ。上司・先輩に詰められた日の夜に繰り返し見てしまいそうだ。

 

なお、気になるのがこの方が今どうされているのかという問題。

なんと、数年前に本人がキャリコネニュースというニュースサイトのインタビューを受けていた。

news.careerconnection.jp

 

以下、インタビュー内容の抜粋。

――拓銀にいたことはその後の人生に活かされていますか?

「それよく聞かれるんだよね。『拓銀で学んだことは?』とか。一切ないからそういうの。拓銀で学んだことはないし、時間の無駄でしかなかったと思っている」

――哀愁の騎士 (旧 哀しみの貴公子)さんは、慶応大学経済学部卒なのですよね? かなりのエリートですが、拓銀のほかにも内定はいっぱいもらったんじゃないですか?そのなかで、拓銀を選んだのはどういった理由でしょうか?

「当時の彼女が北海道にいたから」

――……。それだけですか?

「それだけ」

 

カッコいい、最高にロックなアラフィフや。

そして、現在は大手IT企業の国際部で管理職をしているというが、米国公認会計士も保持しているエリート中のエリート。

ブログもやられていて、記事もなかなか面白い。

kanashimi-kikoushi.blogspot.com

 

彼から学べることは、今社内で疎まれたり孤立している人も、同調圧力に負けずに自分が正しいと思うことをやることの重要性である。それが結果的に正しかったかは10年後・20年後になってみないとわからないが、今自分が乗っている船がタイタニック号だと思うのであれば、自力で海へ飛び込んで泳ぐしかない。

自分で選んだ決断であれば、仮に溺れても後悔はしないだろう。また、現実世界はタイタニック号が浮かんでいた氷の海と違って死ぬこともない。だから、とにかく正しいと思うことを毎日やる。それに尽きる。

 

おしまい