一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

大企業の一社員ごときで野望語っちゃうヤツ

いますよね。

課課長(=ラインではない課長)クラスの役職で「この業界を変えてやる」「この事業は俺がいないと回らない」とか臆面もなく言っちゃう人。

中小零細企業ならともかく、何千人も社員がいる上場企業の一社員がそんな重要な存在なわけがない。噴飯もの以外の何物でもない。

 

業界変える前にまず職場の雰囲気変えてみろ。事業の前にまずお前が休んだ時に今のチームが回らない状況作ってみろ、という感じである。こういう人たちは上ばかり見ていて、自分の周りが見えていない。

JTCのクソなところは、上司・先輩にだけ好かれていればいいので、こういうヤツらは総じて出世していく傾向にあるところだ。ほんとクソだよ。

 

私はそういうゲームには参加しないことにしている。

「半径2メートルを幸せにする」を合言葉にマネジメントを行っているので、自分と自分の部下やチームの同僚が幸せになってくれればいいと思って仕事をしている。

ゆえに、納得がいかない指示には「ノー」を突きつけるので、まったくエラくなれる気配がない。変わったヤツだと思われているに違いない。

でも、後悔のない生き方はしている。自由に振る舞っても、解雇されないのが日系大企業の良いところでもある。いざとなれば異動願いも出せるし、診断書取って休職もできるしね。

 

私が部下・後輩から愛されている理由、そして転勤を避けられている理由はここにあるような気がした。私心抜きで接しているか、損得勘定で接しているか、周りは敏感に見抜く。異動のシーズンになると、一匹狼さんを取らないで、と本気で部下が役員・部長級に懇願してくれたりもする。

私は、そんな「スーパースターではないけど職場に必須な存在」であり続けたいのである。それが普通のサラリーマンが自己肯定感を得ながら長く仕事を続けるコツな気がしている。

 

おしまい