一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

転勤族で無料の二拠点生活

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二拠点生活が注目されて久しい。自宅以外の拠点を持つ生活スタイルは、以前は富裕層がリゾート地に特権的に別荘などを持つイメージであったが、今は違う。

自宅以外の拠点は賃貸でもよく、コロナ禍でテレワークが浸透した現代において、この動きは進んでいくはずだ。

私の好きなジャーナリストの佐々木俊尚さんは、東京・軽井沢・福井と3拠点生活を実践していて、Voicyのチャンネルでもよくその生活のメリットが伝えられている。

voicy.jp

多拠点生活を送る際の大きなハードルは、たとえその物件が賃貸であってもそれなりの資金が必要ということだ。

家賃・管理費・光熱費などを考えたら毎月7〜8万は最低でもかかるだろう。年間で約100万円である。

普通のサラリーマンが趣味の一環としてやるには、やや金額的にハードルが高い。

 

ここで、「転勤族」という不人気な職に目を向けたい。

転勤がある会社は、ある程度の規模の会社ということもあり、会社が家賃の多くを補助してくれることがほとんどだ。

実際、私も数年地方都市で暮らしたことがあるが、家賃は定額で1万円であった。

しかも東京から片道2時間以内で、交通費も往復で1万数千円の場所だったので、週末はよく東京の実家に帰って青春を謳歌していた。

まあ、私は転勤ガチャに割と恵まれたと言っていいと思うが、全国転勤だと一回東京に帰るのにとんでもない時間とお金がかかる場所に飛ばされる可能性があったので、主要都市にしか拠点がないような企業を選ぶのが一番理想的ではある。

 

私も中年に差し掛かり、若い頃は東京一択と思っていたが、出張で様々な地方に行く機会が増え、地方も悪くないかな~と思い始めている。物価は安いし、食事は美味しいし、明らかに女性の性格は田舎の方がよいし(笑)

とはいえ、東京で暮らす楽しさや魅力があるのももちろんわかるので、転勤を志願して、平日地方・土日は東京みたいな生活を楽しんでみてはどうだろう。実家が東京以外の大都市(大阪・名古屋・福岡・札幌など)でも応用可能だ。

何かと敬遠されがちな転勤族だが、今流行りの多拠点生活を安く実践できるという視点を持ってみると、少し違った景色が見えてくるのではないだろうか。

 

おしまい