一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

不眠症の私が眠りにつくための工夫

不眠症歴25年の私ですが、最近ある工夫をして少し寝つきがよくなっております。

 

自己啓発の大家であるD・カーネギーは、無理して寝る必要はなく、眠くなるまで起きて仕事をするか、読書をすることを推奨しており、そのとおりだとも思う(ただ、そうは言っても一睡もしないとキツい)。

酒を飲んで寝ていた時期もあるし、かぜ薬(抗ヒスタミン剤)を睡眠薬代わりに飲んでいた時期もある。

 

最近は、精神科医の樺沢紫苑先生が推奨する「ピークエンドの法則」を取り入れるようにしている。

これはその名のとおり「ピーク」が「エンド」に来るようにメンタルをコントロールすることで、日本でよく知られている表現だと「終わりよければ全てよし」である。

日常生活で何が起きるかはコントロールできなくても、寝る前に何を考えるかくらいは自分でコントロールできるのだから、寝る直前くらいポジティブなことを思い出して、ハッピーな気分で眠りにつこうぜ、という実に健康的なアプローチだ。

 

これを、私はポジティブ体験ではなく、これまでの人生の危機一髪体験・ピンチを切り抜けた体験に置き換えて実践している。

それらを手帳に箇条書きにして、寝る直前に眺めてから布団に入るようにしている。

「あの頃に比べたら今はよっぽど幸せだから、少しくらい上手くいかなくても何ともない」という気持ちになり、なんとなく最近安眠できている。

悲しいかな、私の人生、そんなにハッピーなことって今までなかったんだよね。でも、私のやり方のほうが、過去のハッピーなことを思い出すのではなく、今を前向きに考えているので、より生産的な感じがする。

アルコールとか薬に頼れば一発なんだけど、できる限り健康的に睡眠時間を確保すべく、試行錯誤している今日この頃である。

 

おしまい