一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

苦しい時は○○を思い出す

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「苦しい時は自分より不幸な人を見ろ」とか「下には下がいる」とか言って、辛い時・苦しい時を乗り越えようとする人がいる。

心の中で思うだけで、実際にその本人に言ったり、SNSに書き込んだりしなければ、特段問題はないのだが、あまり感心できる考えではない。

 

ここで少し自分の話をしてみたい。

私は、普段使っている手帳に目標や信念・行動指針などを書くようにしているが、これはあくまで「未来」のことである。

実は、手帳の巻末にもう一つ大事なページがあり、それは「過去」に関して書き綴るページである。

そこには、成功体験を書くのではなく、苦しかった逆境とそれを乗り越えた経験をつらつらといくつも書いている。

 

簡単にいくつか紹介すると、一つは大学受験だ。

一般的な受験生の半分〜3分の1くらいの準備期間で、寝る間を惜しみ、起きている間は全て勉強に充てるという生活を数ヶ月続けて合格した経験。

 

あと、新入社員時代。

スーパーブラックな職場に配属されてしまい、朝7時出社〜23時帰りを続け、入社から1年間くらいは毎日自殺を考える暗黒の日々だった。それでも、なんとか食らいついて仕事を回せるようになった。

 

直近の転職もそうだ。

仕事をフルタイムで回しながら、書類の準備・SPI対策・面接など、土日を削りながら、なんとか内定を勝ち取ることができた。

 

どうして成功体験でなく、逆境体験を書くかというと、自分のこれまでの半生を振り返った時、成功体験は運の要素に左右されたことも多いのだが、逆境体験はほぼ全て自身の努力で何とか乗り越えた経験ばかりだからだ(多くの方も同じだと思う)。

 

だから、苦しい時・辛い時は昔の逆境体験を思い出す。その時に比べれば今はマシだと考えたり、今回も必ず乗り越えられると確信を持つために。

私にとって、1日30秒の精神安定剤と言ってもいい、「苦しい時は逆境を思い出す」。オススメですよ。

 

おしまい