一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

就業規則とか給与規定とか人事評価制度とか

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前職でも現職でも自分の勤務先の社規に興味のない人たちが多くて驚くのだが、サラリーマン生活を効率的に攻略していくうえで、この辺りの規定を読み込むことは超重要だと思っている。

 

前職では、人事制度を研究し尽くしていたので、どのような目標をどのようなウエイトで設定していけば評価につながりやすいかということなどを緻密に計算して、人事考課の書類を作成していた。

 

転職活動を通じて内定をもらった時も、ざっくりとした額面給料の提示のみで終わりかねなかったので、オファー面談の際に、平均モデル賃金や一般的な昇給・昇格イメージを細かく確認して、入社後に「こんなはずではなかった」ということがないように細心の注意を払った。

飛び抜けたスーパーマンの実例を聞くのではなく、あくまで平均的な社員がどのような待遇を歩むのかを認識したうえで入社を決めた。

さすがに入社前には就業規則などを細かく見せてもらうことは難しいのだが、最低限これくらいのことはやっておくべきだろう。

 

入社後は、人事部の社員と担当部門の部長級以上の社員(人事権のある社員)と業務内外で親しくなり、点数の取り方を教えてもらうように意識している。

この手の話はこちらからあからさまに聞くのではなく、人事面談のシーズンになったらイヤでもこの話題になるので、そのタイミングを待っていたらよい。

みんな幼い頃にゲームの攻略法を必死に勉強したと思うが、自分が参加しているリアル世界のゲームの攻略法についてはロクに興味も持たずに、自分は評価されないと嘆いている社員が多すぎる印象だ。

 

就業規則・人事評価制度に記されたひとつひとつの条文は、会社の経営陣が「こうあって欲しい」と従業員に求めるものを文字化したものなので、これらを知り尽くすことは、サラリーマンが自己責任としてなさねばならないことであると思う。

また、どの会社でも年度初めに人材育成方針とか教育プログラム的な資料が出ると思うので、そうした資料を読み込んで、いま現在会社がどういう方向性に進もうとしていて、それを実現するために従業員に何を求めるかを把握することも大切だ。

 

以上はそんなに難しい話でも時間のかかる話でもないのだが、多くの人が面倒くさがってやらないようなので、同僚と差をつけるための助言として書き記しておいた。

忙しいとかいう一過性の理由で、大事な大事な人事関連の書類を適当に作成する輩が多いのだが、ここには時間をかけるべきとアドバイスしたい。

おしまい