以前は漫然と新聞・ニュースを観る時間が長かった。
昔は読んでいてもそもそも用語や内容自体を理解できない部分も多く、ネットや政治経済の参考書などで調べながら読んでいたので、これはこれで致し方ない修行期間だったと思っている。
最近は日経新聞の内容も概ね理解できるようになり、自信もついてきたので、より新聞・ニュースを観る時間を有益な時間とするために、3点意識していることがある。
今日はそのことについて書いてみたい。
より多くの見出しに目を通す
日経新聞だけでなく、NHK NEWS WEB、日経産業新聞、余裕があれば他の新聞にも目を通すようにしている。この中で、とにかく多くの見出しに目を通すように心がけている。
というのも、新聞・ニュースは「大事な大きなこと」から「付随的な小さなこと」へという「逆三角形」の構造で書かれているからだ。見出しをたくさん読むことで、大事な情報をより多く取得できる。
具体的には「見出しだけで済ませる記事」「リードまで読む記事」「最後の本文まで読む記事」の3段階に意識的に読み分け、「見出し」と「リード」で読む読まないを判断する(迷ったら以降は読まない)という方法を意識している。
テーマ&空雨傘の意識
「空・雨・傘」、これは「ある物事について考える時の思考整理の方法」で、マッキンゼーなどのコンサル会社などでよく使われている課題解決のための有名なフレームワークである。物事を「空」「雨」「傘」の3つに分けて整理することによって、課題解決へのきっかけを見つけていくというものだ。物事が解決されていくまでの流れを天候に例えているわけだ。
「空」は「事実」で、「空には黒い雲がかかっている」という状況を確実に認識するように、現状の課題を考える前に、「今どうなっているのか」という状況を理解する。
「雨」は「解釈」で、空に黒い雲がある状況から「雨が降りそうだ」という自分なりの解釈をする。
最後に「傘」は「結論」で、空を見たら雲がかかっていて、雨が降りそうだ。だから「傘を持っていこう」となるわけだ。
新聞・ニュースはあるテーマについて、基本的に「空」に当たる「事実」を報道する媒体なワケだが、そこから自分なりの「雨」「傘」を考えたり、新聞社や記者のオピニオン記事については彼らの「雨」「傘」が書かれているので、それらの妥当性を考えたりするのである。
英単語力の向上
最近はこれにとどまらず、頻出のビジネス語彙を和→英に訳すようにしている。
日々の新聞・ニュース記事から、英語までできるようになっちまおうというよくばりな話だ。
記事を見ていると頻出の単語、たとえば「課題」とか「議論」とか。
そういう単語を見たら「課題」は「issue」か? とか「議論」がすぐ出て来なかったらSiriを呼び出して答えさせるとか(笑)
そんなことをやって、英語力の向上にも努めている。
新聞・ニュースには毎日それなりの時間を使っているので、せっかく読むからには複数の効果を得られたらいいなと思って実践していることを書いてみました。
おしまい