一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

「何をしないか」「何を読まないか」という知的営為

私はホリエモンのファンなので、「やりたいことは全てやれ」とか「思い立ったらすぐ行動しろ」みたいなかけ声は嫌いではない。

この先の人生、できる限りたくさんのことをやりたいし、読みたい本や気になった新聞記事の全てに目を通したいと願っている。

 

しかし、当たり前だが時間は有限である。

あまり言われていないのが不思議だが、時間という制約条件を念頭に置き、「何をしないか」「何を読まないか」という観点の知的営為も非常に大切と最近改めて思っている。

特に、私は新聞・ニュースをゆっくり眺めすぎる癖があるので、この時間を1日1時間~最長でも1.5時間くらいに収めたい。

 

著名人の本でも、情報の取捨選択の重要性に触れられている。

まず、私淑する佐藤優さんは『僕らがやっている最強の読み方』の中で、読むかどうか迷った記事は読まないを原則にしているという(私と正反対だ)。

僕らが毎日やっている最強の読み方―新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意

 

また、樺沢紫苑先生は『インプット大全』で、自分の仕事・ビジネスに直結するものだけを読めばいいと言っている。ニュースをインプットしたら、その分、別の情報や知識がインプットできなくなるというデメリットを意識せよとのこと。

学び効率が最大化するインプット大全

 

元財務官僚の山口真由さんも『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』の中で、新聞は仕事に関係のありそうな記事のみ10分程度で読むと言っている。

天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。 (扶桑社BOOKS新書)

 

(個人的に顔がタイプの)経済アナリスト馬渕磨理子さんも『収入10倍アップ高速勉強法』の中で、1日に目を通す新聞記事は多くても5つの記事に絞るべきと言っている。脳内に印象を残すには1日5つくらいがベストという判断をされている。

京大院卒経済アナリストが開発! 収入10倍アップ高速勉強法

私は、営業マンとしてどんなネタを振られても大丈夫にしたいという気持ちで、一生懸命日経新聞を隅々まで見ていたが、その日の仕事に関係のなさそうな記事を思い切って読み飛ばす勇気を養っていきたいところだ。

 

おしまい