若い頃と違い、アラフォーの今は一緒にナンパ・クラブ・合コンに行く男友達がいないというのが、個人的には最高の環境だ。
昔は自分に自信がなかったので、誰でもいいから遊びに行く際には連れがほしかったものだ。暇な週末にはよくナンパ仲間にメッセージを送りつけていたものである。
20代の頃はそうやって誘えばいくらでも一緒に遊ぶ男が見つかったものだが、彼らも全員結婚するか恋愛市場から撤退するかで、結局今は一人で遊ぶしかない。
だが、この自由さが最高なのだ。
思えば、コンビで活動することで嫌な思いをいっぱいした(もちろん楽しい思い出もあるが)。
ウイングの男だけ上手いこと即った翌朝は悔しい思いで満たされる(素直に祝福できないのが人間の性だ)し、最悪なのがこちらだけ女と上手くいきそうな時にウイングから妨害されることだ。
前者は自分の魅力と運が不足していたと諦めることもできようが、後者はその後の人間関係に大きな禍根を残す。ある男とはナンパ仲間として一時期よく一緒に活動していたのだが、クラブ帰りに妨害を受け、確実に即れるはずだった案件を取りこぼして以来、今日に至るまで絶縁状態である。
ソロであれば、いつどこに行こうが自分の勝手で、連れに迷惑をかけられたり、邪魔をされることもない。
自分は、他の連中がビビってコンビでしかできない声かけを単独でできるのだ。しかも、ターミナル駅に行けば、コンビで歩いている女よりソロで歩いている女の方がはるかに多い。
結論として、ソロが一番なのである。
外見のおじ化により、年々女の反応が悪くなってきていることは身を持って実感しているが、体力が続く限り平日の深夜に片手間でソロストナンを続けたいと思っている。
おしまい