一匹狼の回顧録

30代の孤独な勤め人がストレスフリーな人生を考える

社会人に独学を勧める3つの理由

昨日も少し触れましたが、社会人が資格試験を受けるなら、「独学」が最も効率的な勉強法だと思います。

独学の対比といえば、資格試験スクールや勉強サークル(勉強仲間作り)などが挙げられます。

この点、時間的にも学習効率的にもコスト的にも独学が圧倒的に優れていると考えます。

 

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1.時間面のメリット

まず、時間面のメリット。

資格スクールや勉強サークルと違い、完全に自分の予定やペースに合わせて学習できます。

特に社会人であれば、急な残業や付き合いが発生し、予定通りに学習できないことも想定されます。

こんな時も、独学であれば他の日に遅れを取り戻すことが可能です。

資格スクールでは通学する曜日だったり学習カリキュラムが組まれているのが通常ですし、勉強サークルでも他のメンバーに迷惑をかけることを考えるとなかなか柔軟に予定を組むのは難しいと思います。

 

2.勉強効率面のメリット

また、勉強効率的にも、独学は優れています。

受動的に学ぶ資格スクールの授業とは違い、自分の知っている部分は読み飛ばし、必要なことだけを他の書籍やネットなどを使って深く掘り下げて学ぶことができるからです。

資格スクールのテキストと違って、どんな教材を使って学ぶかも自由に決められます。

言い方は悪いですが、他の勉強仲間に邪魔されることもありません(今日はこのくらいにして飲みに行こうみたいな誘惑とか・・)。

また、活字に慣れている人は、耳よりも目のほうが単位時間あたりの情報量が多いでしょう。

 

3.コスト面のメリット

必要コストも独学には圧倒的優位性があります。

独学の場合の必要経費は、基本的に書籍代のみだからです。

おそらく資格スクールに通う10分の1以下で済むと思われます。

なぜ資格スクールの値段が高いかと言うと、受講料に人件費・物件費・広告費等が含まれているからです。

書籍はどんなに内容がよくても、ある種の上方硬直性があり、資格試験の市販テキストが5000円とかで売られていることは極めて稀なのです。

 

あくまで勉強するのは自分

資格スクールに通ったり、勉強仲間を作ることがモチベーションの維持に役立つとかいう話も聞きますが、仲間がいないと保てないようなモチベーションの人は、合格とは程遠い気がします。

どうしても他人とコミュニケーションが取りたければ、SNSやブログで発信したり、同じ目的を持った人と情報交換することも簡単にできるので、わざわざリアルな友人と時間を割いてまで勉強の話をする必要はないのです。

しかし、「あくまで勉強するのは自分」ということを忘れないようにしたいものです。

 

おしまい

 

 

試験勉強の楽しさ

10月の宅建士試験合格に向け、主にテレワーク中と週末に勉強をしています。

今後不動産ビジネスに参入したいので、知識を蓄えるのが主な目的です。

不動産投資家の先輩たちの書籍やブログを見ると、「宅建不要派」の方が多いようですが、僕は勉強が元々結構好きなこともあり、宅建士試験の合格を目指すことにしています。

そこまで超難関資格ではないので、テキストを2周読んでから問題を解いたら、けっこう解けるようになっていました。

この知らないことがわかるようになる感覚がとっても楽しいんですよね。

 

僕くらいの歳(アラフォー)になると、何かを新しく知ったり、何かが新しくできるようになる達成感を感じる機会はほとんどないという人が多いのではないでしょうか。

そんな中、資格試験は、大人が達成感を得るための、手軽でお金もさほどかからない(資格スクールにいけば別)方法だと思います。

ちなみに、僕は社会人の勉強には独学が向いていると思っていますが、それはまた別途お話します。

 

もちろん、合格した時の喜びはひとしおなのでしょうが、勉強を進めていく「プロセス」においても達成感を得ることは可能です。

それは、計画&実行の繰り返しから得られます。

 

試験勉強には計画が欠かせません。

たとえば、10月下旬の試験合格に向けて細かく進捗の予定を立てるとします。

そうすると、

・9月中には合格できる万全の状態に持っていく

・夏の間に苦手分野の克服&問題集をひたすら解く

・5月、6月に過去問を10年分解いて苦手分野を見つける
↑ 
・4月中にテキスト2周目を終える
 ↑
・3月中に問題集1周目を終える
 ↑
・2月中にテキスト1周目を終える

 

といった感じで月のスケジュール感を設定し、これをさらに週ごとの予定にまで落とし込んでいきます。

・2月1周目〜P100まで
・2月2周目〜P200まで
・2月3周め~P300まで
・2月4周目~ラストまで

と。

そこから、毎週の進捗状況を振り返り、進捗が遅ければ翌週取り戻すように調整する。

そのために、遊びの予定などはキャンセルする。

 

こんな感じで、計画を立てて、誘惑に負けずに確実に予定を実行することで、自信を得ることができます。

これは、きっと大半の仕事にも通ずることだと思います。

ほとんどの仕事に期限と合格点と計画がありますからね。

まあ、僕は仕事にはほとんど気力のパラメータをふるつもりはありませんが。

 

ともかく、社会人が資格試験にチャレンジすることには、こういった意味があると思います。

ぜひ、資格の大小問わずチャレンジを開始してみてほしいと思います。

 

おしまい

 

 

父が教えてくれたメンタルマネジメント法

母親っ子だった僕は、父親とはほとんど話す機会がなく育った。

僕の父は典型的な昭和のサラリーマンで、僕が起きる前に会社に行き、僕が寝た後に帰宅するというような生活で、姿を見るのは日曜日だけだった(と言っても一日中寝ていて体力温存という景色しか記憶にない)。

今振り返ると、あれこそ「労働者は搾取されている」とマルクスが言っていたそのままの状況だったように思うが、なにしろ父親とゆっくりコミュニケーションを取る機会は皆無だったのである。

 

そんな中、どんなシチュエーションで言ったのか覚えてないのだが、父親が何回か言っているのを聞いて印象に残っている言葉がある。

 

おい、今の日本に生まれた時点で半分勝ったようなもんだぞ

 

僕の父は戦後生まれだが、祖父が戦争で満州に行った経験があり、幼少期から茶の間では戦争談義が日常的に行われていたという。

そんな父だからこそ、こうした思いを持っていたのかもしれない。

この言葉を最初に聞いたのは多分小学校高学年くらいだったように思うので、この言葉を理解するまで長い時間がかかったが、今ならわかる。

 

Twitterでこんなフレーズを有名人がつぶやくと、炎上間違いなしという感じがする。

今の日本は、ワープア少子高齢化、年金制度崩壊、コロナ解雇など、問題が山積といえばその通りだ。それは認める。

 

ただ、この島国から一歩外に目を向けると、「下を見ればきりがないが、上を見るとすぐ天井」ということに気づくだろう。

これは、すぐ近くの大きな国や半島の某国では言論の自由すら与えられていなかったり、遠くアフリカでは多くの紛争・内戦が継続されていて、明日の命の保障すらない人々がたくさんいることを思えばわかるだろう。

だから、やや現実逃避的ではあるが、「下を見て安心する」というメンタルマネジメントはシンプルで効果的だと思う(1円もかからないし)。

 

また、もう一つ僕が実践しているのは、過去の辛かったことを書き留めて見返すことだ。

誰しも死ぬほど辛かった経験・悔しかった経験の一つや二つはあると思う。

そのことを文字に残しておいて、何か嫌なことがあったときにそれを見るだけ。

これも「下を見て安心する」手法の一つなのだが、先ほどの方法のように他人を見る(というか軽く見下す)のではなく、自分を対象としている分、より健全なやり方なのではないかと思う。

 

ちなみに、僕が人生で一番辛かった時代は、新入社員時代。

スーパーブラック労働なうえ、女性の扱いもわからず全くモテませんでしたから、こんな人生が一生続くくらいなら死のうと毎日思ってました。

あの時死ななくてよかったです。

今は9時5時でまったり働いて、こうして徒然と文章を書いて、たまに女の子とセックスして、と人並みに豊かな生活ができているのではないかと思います。

 

おしまい

 

 

今年はライティング能力の向上を目指す

時事ネタのアウトプットという新たな試みが定着してきたので、場所をブログからツイッターのアカウントに移行して、1日1つに限定せずにつぶやくニュースの数も増やしたいと思います。

一応ワタクシのツイッターアカウントです。

  

ツイッターのアカウントですが、フォロワーを増やそうと努力していないので、恥ずかしいフォロワー数なのだけど、まあこれでよいのです(笑)

文末の名言コーナーも飽きてきたので一旦終了。全部ワタクシの気分次第です。

アウトプットできるネタが増えるようにしばらくの間は読書を頑張りたいと思います。

ブログも再びスッキリして読みやすくなったかと思います。

何事もトライ&エラーが大事です。

 

さて、今年も早くも1ヶ月が終わってしまいましたが、今年はさらに自分が書いていて楽しくなるよう、ライティング能力の向上を目指してしていきたいと思います。

そんなわけで、とりあえず以下の3冊を読もうと思ってアマゾンでポチりました。

 

 

 

 

これらの本に共通しているのは、どう書くか(美しい文章)ではなく、何を書くか(アイデア)という観点で解説された本です。

これらの本を読んで、ブログの素材の集め方や面白い文章の書き方を身に着けていけたらいいなーと思ってます。 

それにしても、相変わらず本屋で散々立ち読みしてからアマゾンでKindle版を購入するという本屋泣かせなことをやってます。

 

ブログもツイッターも匿名の泡沫アカウントなので、今までもこれからもすべては自分が気持ち良いように運営するのが前提ですが、たまには有益だと思ってもらえるようなネタの提供を頑張っていきたいと思います。

 

おしまい

 

 

芸人ヒロシの「ひとりで生きるための注意点」が秀逸

今日もテレワーク。

寝不足&謎の体温低下で体調不良でしたが、なんとか復活。

今日は既存さんと家でサク飲み。

近頃、女遊びの優先順位がかなり落ちていますが、経験上波があるものなので、復活したときのためにスキルが錆びつかないように注意したいと思います。

 

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1.時事ネタピックアップ

 

iPhoneがマスクしたままFace IDロック解除に対応、ただしApple Watch必須 (設定方法)

https://bit.ly/3ask9cj

 

いやいや、Apple Watchがなくてもロック解除できるようにしてほしい。ちなみに、現状でも「鼻出し」ならマスクしていても通ることが多い。また。Face IDに認証されない時に出てくる「Face ID」の文字を押すとパスコード画面に切り替わるので知っておきましょう。

 

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2.本日の一匹狼語り 

 

【芸人ヒロシの「ひとりで生きるための注意点」が秀逸】

昨年末から芸人のヒロシにハマっている。

もちろん、大昔に流行った、あの「ヒロシです」のネタにではない。

彼の中年男性特有の孤独感(あくまで肯定的な意味での孤独)にとても共感を覚えるからだ。

最近は、著書『ひとりで生きていく』を読んでいる。

 

ひとりで生きていく

 

本書は、50歳中年独身男の彼が、人間関係の面倒くささとか、結婚のデメリットとか、ひとりぼっちの快適さみたいなものを等身大の言葉で語っているエッセイである。 

約10年ちょっと後ろを走っている僕にとっては、彼の生き方は非常に参考になる。

 

まだ半分くらいしか読んでいないのだが、彼がひとりで生きるために、人間関係で注意すべきと言っていることが秀逸だった。

それは、「ひとりで生きる人は、味方を作ることよりも敵を作らないこと」を心がけようというもの。

 

これ、とっても大事だと思う。

僕は、対人関係の感情って絶対値のようなもので、+100の感情は、何かトラブルがあった時に-100になりうると思っているからだ。

「親友」だと思って親切にしてきた相手が、たまたまボタンの掛け違いがあって、一方的に裏切られたと勘違いして、敵だと思って仕返しするようなケースはよく耳にする。

どうでもいい赤の他人だったらこうはならないはずだ。

だから、無理して仲間を作ろうと思うよりも、誰とでも適当な距離を保ち、無駄に敵を作らないでいるのが、人生平穏に過ごすコツだと思うのだ。

 

会社で働いていると大小問わず5〜6人以上の組織(グループ)になると必ずといっていいほど派閥争いが発生する。

僕は、付き合い程度にたまに飲みに行く程度で、誰とも密なコミュニケーションを求めてこなかったから、こうした争いとは無縁だ(大出世できるわけでもないが、バツもつかないような平凡な会社人生を送れる)。

 

もう一つ、他人と距離感を保つ参考になるテクニックもあったので載せておく。

それは『相手が年下でも基本は「さん」づけで通す』というもの。

こうすれば「自分より立場が上か下か」と上下関係に気を揉むことはないし、相手から反感を買うこともないという便利な技だ。

たしかに、自分が下の立場なのに上の人が敬語で接してきたら距離の詰めようがない。

孤独な30代以上の男子には『ひとりで生きていく』とてもオススメなので、読んでほしい。

 

ひとりで生きていく

 

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3.一匹狼の好きな言葉 

 

【自分の価値観を大切にしよう】

結局、大事なのは「みんなと同じ」になることではなくて、「自分にとっていちばんいいように行動する」ということです。もっと自分自身の価値観を大切にするようにしなければなりません。それができないと、なんだか「みんなに合わせる」ことばかりにエネルギーを使い続けて、釈然としないまま人生を終えることになります。

──日野瑛太郎『あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。』より

 

あ、「やりがい」とかいらないんで、とりあえず残業代ください。

 

僕が提唱しているのは、決して仕事を「サボる」(やるべきことをやらない)という話ではなく、仕事を早く片付けて、余剰時間を勉強や副業に回そうという話だ。そこで大きな障害になるのが「同調圧力」なのだが、サービス残業をしない・飲み会に行かないという自身の価値観を早めに職場に示すべきだ。出世は遠のくだろうが、それでクビになるようなことは断じてない。法律が守ってくれる。

 

 

おしまい

 

 

日本銀行さんのお仕事(デートで使えるお金と経済の話⑤)

緊急事態宣言、正式に延長になりましたね。

こんなタイミングでも「飲みたい」とか「遊びたい」と言ってくる珍しい女子がたまにアプリにいるので、そうした女子に絞ってアポを取り、効率的に即っていきたいと思います。

 

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1.時事ネタピックアップ

 

就職人気企業ランキング 10年間でこんなに変化が 常連だった「メガバンク」や「航空」は……

https://bit.ly/3oGD5Jg

 

いつもくだらないと思って見ているが、こんなのBtoCの露出度(知名度)が高い業界が上位に来るに決まってて、しかもなまじ優秀な人が集まっちゃうので入社後の競争も厳しいという罠。BtoBとか知名度の低い企業で、年収が高かったり、労働環境がホワイトなところを見つけるのが賢い就活のポイントだ。

 

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2.本日の一匹狼語り 

 

【デートで使えるお金と経済の話⑤(日本銀行さんのお仕事)】 

今日は「デートで使えるお金と経済の話(別名:高卒女子でもわかるお金と経済の話)」第5回。 

 

第5回:デートで使えるお金と経済の話⑤(日本銀行さんのお仕事)

Q:あたしも日本銀行で口座を作れるのかな?

A:日本銀行は「銀行の銀行」なんだから、一般人が取引できるわけないやろ!

  

今日は日本の中央銀行である、日本銀行さんについて取り上げたいと思う。

中央銀行は各国に1つ存在していて、いずれも

①物価(通貨価値)の安定
②金融システムの安定維持
③金融政策による経済の安定

の3つを目的としている。

「物価」「金融システム」「金融政策」がキーワードだ。

 

まず、物価が安定していないと、生活に混乱が生じる。昨日100円で買えていたおにぎりが明日200円になっている可能性があるなら、あなたはどう行動したらいいかわからないだろう。

また、日本銀行「銀行の銀行」として、金融機関同士の資金決済サービスを提供したり、最後の貸し手として、一時的な資金不足に陥った金融機関に対して、他に資金供給をしてくれる主体がいない場合に、文字どおり最後の貸し手として資金の貸付等を行うことで、金融システム(=日本の金融の仕組み全体)の安定を確保している。

そして、一般の金融機関に貸付を行う際の金利を調整することで、景気の調節を図っている。一般的に経済ニュースなどでよく見るのはこの金融政策の主体としての日本銀行だろう。

 

さて、ここからは雑談。

日本銀行と僕たち一般人は取引ができるだろうか?

答えは、基本的にはできない。あくまで、日本銀行は「銀行の銀行」なので、銀行や信用金庫等の金融機関しか口座を開設することはできない。

日本銀行で一般人ができることは、損傷したお金の交換がある(民間の銀行でも可)。

また、損傷していなくても、流通に不便なお金(例えば肖像画聖徳太子の一万円など)も、日本銀行の本支店で引換可能だ。

銀行券が破れたり、燃えたりした場合には、下記の面積基準で新しい紙幣との引換が可能。灰になった紙幣も、その灰が銀行券であることが確認できれば面積に含まれるんだ。

・全体の2/3以上が残っている場合・・額面全額
・全体の2/5以上2/3未満が残っている場合・・額面の半額
・全体の2/5未満しか残っていない場合・・交換できない

 

だから、万一子供がいたずらで破いてしまっても、焦らず冷静に対応しよう。 

また、5000円ずつ目の前にいる2人の女の子にお小遣いを上げるときに、1万円札しかないとしよう。この場合、1万円札を半分に切り刻んで女の子たちに渡せば、5000円×2になるのだ(多分ドン引きされるけど)。

 

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3.一匹狼の好きな言葉 

 

【幸福に生きるためのヒント】

脳には、ネガティブな出来事をポジティブに考える癖がある。これが「レジリエンス(反発力)」で、ひとが生まれながらに持っているすごい能力だ。レジリエンスがあるからこそ、不幸を乗り越えて前に向かって進んでいくことができる。

〜(略)〜レジリエンスというのは、不幸にも幸福にも慣れて、元の水準に戻る脳の仕組みのようだ。ひとはそれぞれの「幸福の水準」を持っていて、それは(おそらく)なにがあっても変わらないのだ。これをポジティブに言い換えると、「いますぐ幸福になろうと必死にならなくてもいい」ということでもある。

──橘玲『人生は攻略できる』より

 

 

僕らは幸福が長続きしないように作られている。一方で、不幸も長続きしないようにできているのだ。だから、いま人生に物足りないものを感じているからといって、焦って幸福になろうとせず、「なるようになるさ」的な発想で生きていけばいいのだ。ただ、毎日の地道な努力は大事にしたいものである。

 

 

おしまい

 

 

幸福を設計するための3つの資本

今日もテレワーク。

取引先にもテレワークが浸透してきて、お互いのノートパソコン(業務用携帯)でWEB会議ツールで話をするというのが浸透してきました。

もはや、出勤する意味がゼロに限りなく近づいているのだけど、それでも家にいたくない(居場所がない)上司や先輩たちから出勤の圧がかかってきていて、本当に勤め人は無駄なことが多くてイヤだ。

とはいえ、僕も最近はだいぶ年次も重ねてきたので、無視することもできるようになってきたのだが、20代って大変だよね。

 

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1.時事ネタピックアップ

 

帝国ホテル、客室をサービス付きアパートに転換
30泊36万円から コロナ禍で新事業育成

https://s.nikkei.com/36t9fSg

 

これはお得感のある値段設定!僕のような勤め人にはこれでも高いが、富裕層には余裕で出せる金額だろう。サラリーマンでも5泊15万ならややハードルも低め?

定期建物賃貸借なら変な賃借人に居座られることも法律上ないし、良いアイデア

そして、もう2ランクくらい下のホテルが同じことやってくれたら、もう家引き払って引っ越したいよね。ホリエモン的な生活。

 

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2.本日の一匹狼語り 

 

【幸福を設計するための3つの資本】

私が私淑して止まない橘玲先生は、時事問題・マネーリテラシー・社会制度の歪み・不都合な真実(タブー)を実にわかりやすく、歯に衣着せぬ言い方でわれわれに教えてくれる。

僕の中では、D・カーネギーホリエモンと並んでその著書を通じて僕の人生を大きく変えてくれた人間の一人である(あとは音声メディアだけど、Voicyのサウザーさん)。

 

特に、橘玲先生は僕たちが人生で直面する様々な出来事を整理して、「言語化」するのがとても上手だ。

たとえば、僕たちがなかなか言語化しにくい概念のひとつに「幸福」がある。

人の解釈によって千差万別に思える「幸福」とはいったいなんだろう。

今日は、氏の著書『幸福の資本論』から、幸福を設計するためにわれわれが持つことができる3つの資本について紹介したい。

 

 

幸福の土台は、お金(金融資本)・仕事(人的資本)・愛情や友情(社会資本)の3種類からできていると定義する。

この3つの資本から「幸福に生きるための土台」の組み合わせを考える。

この考え方は非常にシンプルでわかりやすく、この理論に従って、自分の価値観に基づいて正しく人生を「設計」すれば、より簡単に「幸福」に近づくことができるはずだ。

 

<1つも資本がない=不幸> 

お金も仕事もなく、恋人や友達もいないのは、何一つ土台がないのだからもちろん「不幸」と定義できる。

 

<1つしか資本がない=不安定>

金融資本も人的資本もないけど、社会資本は持っているタイプ。貯金はゼロで、仕事もバイトだけど、恋人や友達といつもつるんでいるようなタイプ(地方のマイルドヤンキー等)。
金融資本も社会資本もないけど、人的資本を持っているタイプ。貯金もないし恋人もいないけど、正社員で安定した給料をもらっているタイプ(独り身だけど仕事は充実している)。

基本的に、資本が1つだけでは不安定な状態になる。マイルドヤンキーが友達を失ったり、正社員が失業した瞬間、何も持たざる者になるから。

 

<2つ資本がある=理想的>

人的資本と社会資本のあるタイプ。一流企業に働きながら、恋人や友達をワイワイやって、Facebookやインスタに投稿している人たち(いわゆるリア充)。散財するので金融資本は乏しい。

金融資本と人的資本のあるタイプ。正社員でバリバリ働いて、お金もけっこう貯まったけど、恋人や友達がいない人たち(僕はこれに近い・・)。

金融資本と社会資本のあるタイプ。お金持ちと結婚してママ友と遊んでいる専業主婦など。

2つ資本があると安定するので、理想的な状態である。

 

<3つの資本を持つのは難しい>

おいおいちょっと待てと、理想的なのは3つの資本をすべて持っている人でないの?と思うだろう。

現実には、これを実現するのはなかなか難しいようだ。大きなお金を手にすると、お金目当てに寄ってくる人間を避けるようになり、結局友達がいなくなるからだ。

だから、まずは資本を1つ持つところから始め、それを2つにする努力をしよう。

 

詳しくは『幸福の資本論』を読んでみてほしい。

 

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3.一匹狼の好きな言葉 

 

【来たるべき時代の人生戦略】

君が目指すのは、大きな人的資本、大きな金融資本、小さな愛情空間、そして広大な貨幣空間に広がる「友だち」ネットワークを持つことだ。人的資本は「好きなこと・得意なこと」に一極集中する。金融資本はグローバルマーケットに分散投資する(借金を背負って「マイホーム」という不動産に一極集中させない)。社会資本は小さな愛情空間・友情空間と、広大な貨幣空間のネットワークに分割する。これが来るべき時代の人生戦略になるだろう。

──橘玲『人生は攻略できる』より

 

 

今日紹介した話の結論が実はこれ。 社会資本はベタベタな地元のつながりではなく、弱いつながりでいいのでより広い空間で持つように勧めている。僕もそう思う。

 

 

おしまい