先日、人生の高い買い物についての記事を書いた。
alonewolf-memorandum.hatenablog.com
同記事で紹介したランキングを再掲するので改めて確認を。
<人生で高い買い物ランキング>
1位 家 約5,700万円
※物件価格3,000万(新築マンション)、ローン金利・諸費用・税金等含む
2位 車 約3,000万円
※ヴィッツクラスの車を5年に一度買い替えて50年間乗ったケース、維持費含む
3位 子供教育費 約1,500万円
※生活費除く(生活費入れると+1,500万)
4位 生命保険料 約1,300万円
本日は、ランキング4位に入っている「生命保険」について見解を書く。
生命保険は全世帯の約9割が加入しており、世帯平均で年間38.5万円を支払っている。
(生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」より)
仮に、30歳で結婚を機に加入したケースの場合、そこから約35年間支払ったとすると、
合計支払金額は「1,347万円」となる。(平均初婚年齢=男性30歳を根拠に計算)
このように、生命保険は非常に高い買い物なのだ。
もしあなたが独身なら、生命保険は不要と断言しよう。
仮に、独身のあなたが突然交通事故で亡くなったとする。
親はもちろん悲しみに打ちひしがれるだろうが、お金の面では困らない。
むしろ同居していたなら食費や電気代が浮き、経済的には楽になる。
強いていえば、自分の葬式代くらいは迷惑をかけたくないと考えるのであれば、死亡保険金300万くらいの定期保険に入ればよい。
オリックス生命の定期保険なら月額500円台で入れる模様。
さて、あなたが家庭をもったらどうか。
生命保険完全不要説もあるが、家族を持ったら、やはり僕は最低限の保障は必要と考えている。
自分の配偶者や子供が困る姿はやはり見たくない。
子供が巣立っていくくらいまでの年齢までは保険をかけておきたいと思う。
ただ、無駄な保険料を払う必要はまったくない。
まずは保険料の仕組みをよく理解すべきである。
以下、ライフネット生命様のホームページを参考に保険の仕組みについて解説をする。
大前提として、僕らが毎月支払う保険料には、保険会社への手数料分が含まれている。
具体的には、保険会社の人件費や宣伝費、事務所費用など、保険会社の運営経費に相当する手数料分が含まれているのだ。
そして、その手数料にあたる部分の割合は、各保険会社が自由に決めていいことになっているため、保険会社によって異なる。
この保険会社の手数料部分を「付加保険料」という。
一方、純粋に保険金や給付金の支払いに充てられる部分のことを「純保険料」という。
死亡保険の場合であれば、純保険料は統計データから算出された死亡率をベースに決められるので、各保険会社の差はないと言われている。
つまり、保険料を左右するのは「付加保険料」ということになる。
保険料の中身について、保険会社が公表する義務はないので、保険料の内訳を知る術はほとんどない。
今の時代、各社ホームページで保険料の試算をすることができる。
(逆にできない保険会社は日系の保険会社など、保険料の高い会社がほとんど)
よって、同じような設計をしてみて保険料の一番安い保険会社(=付加保険料が低い保険会社)に加入すればよいということになる。
ちなみに、古くからある日系の日本生命・第一生命・住友生命などは試算ができないか、一部しか開かれていなかった。
逆にオリックス生命やチューリッヒ生命、メディケア生命など後発の保険会社はガンガン保険料のシミュレーションができた。
保険料に自信があるんでしょうね。
皆さん「付加保険料」に注目して、賢く保険に入りましょう。