黄金のアウトプット術: インプットした情報を「お金」に変える
今日は僕の大好きな成毛眞氏が今年4月に出した『黄金のアウトプット術』を読みました。
成毛氏はマイクロソフト日本法人の元社長で、『大人げない大人になれ』『本は10冊同時に読め!―本を読まない人はサルである!生き方に差がつく「超並列」読書術』などパンチの効いた題名の著書を多く出されている面白い方です。
本書では、日本の大人はインプットばかり興味津々で、アウトプットが圧倒的に不足しているということを指摘し、アウトプットの重要性と具体的な方法論が書かれています。
まずは、アマゾンの内容紹介から。
「勉強と教養」はもういらない! 大衆を脱出したけりゃ情報を吐き出せ。
日本の大人にはアウトプットが不足している。これからの時代、知識と教養を溜め込むインプットばかりでは損するだけだ。情報を吐き出すことで、センスが磨かれ、アイデアが生まれ、人脈が広がり、評価が上がり、結果がついてくる。そして、さらなる情報が自分のもとに集まってくる――。
知的生産の達人によるアウトプット活用法!
<目次>
第1章 アウトプット時代の到来 ~インプットは、もう終わりだね!~
第2章 書くアウトプットがいちばんラク ~書ければ、必ずお金になる!~
第3章 やるほど上手くなる! 話すアウトプット術 ~説得、プレゼン、雑談のコツ~
第4章 印象を操作する「見た目」のアウトプット術 ~戦略的ビジュアルの系のすすめ~
第5章 インプットするなら「知識」ではなく「技法」 ~日常に潜む優良インプットソース~
第6章 アウトプットを極上にする対話術 ~コミュ力は今からでも上げられる~
書くアウトプットが一番楽ということで、書評の書き方が紹介されているが、これが非常に参考になりました。
その方法は、100文字×8個のブロックに分けて文章構成するというものです。
ちなみに、著書が主宰されているHONZという書評サイトでもこの書き方が推奨されています。
具体的に、各ブロックは以下のとおり構成されています。
第1ブロック:本の印象の紹介(読者にどう思ってほしいのか)
第2ブロック:本の読者の想定(どんな人におすすめなのか)
第3ブロック:本の中身の紹介1(面白さはどこにあるのか)
第4ブロック:本の中身の紹介2(面白さをプラスしてもう100字)
第5ブロック:本の具体的な中身の紹介1(特徴的な文章を引用して紹介)
第6ブロック:本の具体的な中身の紹介2(引用をプラスしてもう100字)
第7ブロック:著者の紹介(興味をもった読者に対して改めて)
第8ブロック:最後のダメ押し(なぜこの本を取り上げたのか)
これらをそれぞれ100字で書くというものです。
800字に拘りすぎる必要はなく、プラスマイナス10%程度はよしとしています。
書評ってどうやって書けばいいかわからなかったのですが、この方法なら型にはめていけばいいわけですから、初心者でも取り組みやすいですよね。
本書でも言及されていますが、アウトプットを前提とするとインプットの質も上がるという考え方には強く共感しました。
ということで、アウトプットの重要性に気づき、一歩踏み出したいという方は読むべし!
黄金のアウトプット術: インプットした情報を「お金」に変える
この本を読んで、早速書評を書くことにしました。
モテ本とビジネス本がほとんどになると思いますが、今後も自分が読んだオススメの本を紹介していけたらなあと思っています。